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恐怖の地下ホストクラブ
【SM 官能小説】

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SMの不思議-1


1、地下クラブ

私は25歳の女性ダンサー。ある地下ホストクラブで働いています。
当クラブってどんなクラブか説明しますね。
その名の通り地下にある会員制のホストクラブなんです。一階はごく普通のホストクラブ。
一階二階両方とも、経営者は中年の女性。おしゃれで多弁、かつ少し残酷な面もありました。

地下ホストクラブは元々女性向けでしたが、最近では男性客も三分の一位を占める様になりました。男性は年配者が多く、お財布代わりかな、うふふ。

私のダンスって?もちろんセミヌードで男性向けですが、女性にも人気がありますよ。

2、求人広告

当クラブが求人広告を出しているのを見ました。広告とは言っても新聞などではありません。ネットです。
 ○健康な男性従業員を求む
 ○年齢不問
 ○職種は女性客相手のサービス(ホスト)
 ○希望者は面接のうえ採用決定
なんで?こんな広告を?

3、面接

面接は一次と二次があります。
一次面接はいわば圧迫面接です。クラブの経営者ではなく、全く関係ない外部の女性が担当します。
まず、まともな男性はその場で何かしら理由を付けて不採用です。むしろ面接の前にお断りします。
いかにも気弱そうな男性には圧迫面接が始まります。
面接官は6人位、主になる面接官は一人か二人で残りは単に圧迫感を与えるだけためにいます。ただ、なるべく応募者の自尊心を傷付ける様にと要請されてます。

4、応募者 来る

いよいよ、面接です。私も同席でした。でも、あくまで勉強のためにということで。
面接官は全員女性、始まりました。
「座りなさい」
「さあ、ぐずぐずしない」
「名前は?何?聞こえない」
「あなた、ここで勤まると思う?」
こんな調子が一時間も続き、この応募者は半分泣きそうになりました。
実は私も涙が出そうなのを必死になってこらえていました。実は後になって知ったのですが、私の役目は彼を圧迫するためではなく、唯一彼に同調する味方として利用したらしいのです。私には何が何だかわかりません。

5、面接に経営者が現れる(二次面接)

女性経営者が現れました。経営者は女性ばかりではありますが。彼女は面接部屋をこっそり覗いていたのです。間違いありません。
「まあまあ、皆さん。騒がしいのね」
「あら、素敵な男性ね」
「まあ、素敵だなんて!ねえ」と面接官。他の面接官もクスクスと笑う人、吹き出して笑う人、いろいろ。

女性経営者が話し出しました。
「本日はお忙しい中、面接に入らして下さってありがとうございます」
「いいえ、忙しくないんです。実は生活が苦しくてなんとかしたいの一心で、、、」
「まあ、正直な方ですね。私どもの仕事にぴったりですわ」
「どうでしょう、ひょっとすると話が重複するかもしれませんが、あなたが生活に困るようになった経緯をお話下さいますか?」と言いながら、他の面接官を一旦退室させました。
彼は話し始めましたが、恥ずかしさからか緊張からか、或いは弱気になっているからか、要領の得ない話し方でした。
要は、彼は裕福な家庭で育ち、親の資産で生活していましたが、その財産も残りがほんの僅かになってしまった、ということでした。
「偉いですね。財産が全くなくなる前に先のことをお考えになって求職活動をしていらっしゃる。ここの従業員も見倣ってほしいわ」
「当クラブは女性への奉仕を第一に活動しております。あなたは女性に奉仕する覚悟はございますか?きょうはそれを試したいと思いますが、いかがでしょうか?」と女性経営者は話を続けます。
「はい、ぜひお願いします」とはっきりした話し方になりました。
「どんなお仕事でも苦しいこと、恥ずかしいこと、屈辱的なことはありますが、特に私どものお仕事では日常茶飯事です」
「ここの面接官から屈辱を強いられてさぞかし苦しかったと思います」
「彼女たちには再びここへ戻ってきてもらいます。そして、最後の試練を試されます。それは彼女らの前で生まれたまんまの姿になることです。素っ裸になって頭も空っぽになっていただきます。そこで私が合格と判断すれば晴れて採用です。よろしいですか?」
「はい」と今度は戸惑った返事。

女性たちがまた現れました。
「はい、今、ここで裸になって下さい。脱ぎ方も判断基準になりますよ」

彼は恐る恐る着ているものを脱ぎ始めました。最後の下着を脱ぐ際は後ろ向きになりました。
「ちゃんと前を向いて脱いで下さい」と女性経営者さん。
面接官の一人が「何をぐずぐずしてるの」
「いやだぁ」、「見たくもないけど、こうして命令して従わせると気分いい」とか言いたい放題。
私一人が下を向いて耐えていました。「可哀想」と心の中で叫びながら、、、。

最後の試練は終わりました。短い時間でしたが、すごく長く感じました。それは可哀想なこの男性も同じはずだったでしょう。

「はい、ご苦労様!合格です」と女性経営者さんの声で救われたような、心配なような!これからどうなるのでしょう?

他の面接官が「えっ!」という反応。
「女性には真心と誠意があれば、必ず通じます。この男性なら必ず女性の心を打つはずです」と女性経営者さん。

そうかしら?でも、でも、この言葉が私に関しては本当になってしまったの。


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