授業の合間に-9
体育倉庫内に腰を打ち付ける音と喘ぎ声だけが淡々と響き渡る。
「‥‥くっ、上がってきた‥‥!先生、そろそろ出ます!」
幾度となく突いた末に総一は射精が近いことを告げる。すると、京子から予想外の返事が返ってくる。
「き、北森ぃ!私のオマンコが、お前の精液欲しがってるんだぁ!だから中に一滴残らず出してぇ!」
甘えるような口調でねだると、両脚を使ってしっかりと背後を固定する。当初、生ですることには想定していたが、中出しまでは考えていなかった総一はここにきて一瞬驚きながらも受け入れてくれた京子の行動に胸中で喜び思いに応える。
「わかりました!なら、お望み通りこのまま中出ししますね‥‥!」
「あぁんっ、はぁんっ!待って‥‥!その前にちゅーしながらガンガン突いてぇぇ!」
「‥‥えっ!?」
この発言にはさすがの京子大好きな男子高校生の北森総一もまたもや虚を突かれた。まさか、京子の方からそれをねだるとは思っていなかった。
「早く!イク前にキスしながらガンガン突いてくれぇ!ほら、早くぅぅ!」
唇をアヒル口にして誘うように口づけをねだる京子。
「は、はい!」
熱い口づけを懇願する京子に総一は戸惑いながらも欲望のままに自身の唇を重ねた。
「北森ぃ‥‥んぅ、ちゅ、ちゅるる、むちゅっ、じゅる、むちゅぅ、じゅるる‥‥」
キスしながらも総一の情熱的なピストン運動は続く。まだ他の生徒らが扉を隔てた先で自由時間で遊んでいるのに、自分たちはセックスしているのだ。そんなことを意識すれば京子でなくても興奮してくる。
「んぅう、ちゅ、むちゅっ、じゅるる、ちゅっ、じゅる、むちゅっ、ちゅっ、じゅるる‥‥」
下は性器と愛液が絡み合い、上は口づけで絡み合う。そして、その時は訪れる。
――ドビュッ、ドビュッ、ドビュルルル!!
「むむぅ!?じゅる、じゅるる、じゅぶるるる、ふぶぅぅっ、むふぅぅぅん!?」
唇を重ね合いながら、京子は総一と共に絶頂の時を共有し合う。絶頂して痙攣する女体育教師の身体。その間にも睾丸で生成された精液が尿道から膣内を通って彼女の子宮へと送られる。
「むふぅぅ、じゅぶるる、じゅる、じゅるる、じゅぶぅ、ぶふぅっ!」
人の発する声とは思えないような唾液の音が体育倉庫に響く。ようやく、それを終えた時セックスは終わりを迎えた。
「ぷはっ!はぁ、はぁ、はぁ‥‥これが生の中出しの感覚なんだ‥‥!」
唇を離すと、総一は身震いする。初めての中出し。抑え込んでものを放出した開放感に加えて、山頂を制覇したような達成感。様々な感情が込み上げ、普段なら訪れる賢者モードの倦怠感も苦ではなかった。先ほど射精する前まであった天上寺永介の嫉妬心もスッと消え失せた。
「ね?先生、気持ちよかったですね」
総一は京子に声をかける。
「あっ、あっ、あぁっ、はぁんっ‥‥」
まだオーガニズムの余韻に浸って京子はアヘ顔を晒す。セックスの気持ちよさもあっただろうが、ローター責めによる前戯が効果的だったようだ。
「あらら。まだイッてるんかな」
総一は女体育教師の頭を優しく撫でる。京子はそれを振り払う気力も湧かないのか、起き上がるまでしばし撫でられ続けていた。