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巨乳女体育教師の相談事情
【教師 官能小説】

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授業の合間に-2

「――北森‥‥何だこれは!」

 京子は怪訝そうに眉を寄せ、机の上置かれた物を指差す。

 二人の相談、というよりはすっかりエッチなことするための密会の場となっている2階の空き教室。その日は室内の机の一つを、総一が教室の真ん中辺りまでに運んで配置していたのだ。

「何って、ローターですよ」

 あっけらかんと答える総一。それは彼の言う通りローターだった。たまご型形状のそれは、その色合い通りピンクローターという呼ばれ方をしている定番のアダルトグッズ。ピンク色の機械は3つとも同じもので単三電池による乾電池式のタイプで動く商品だ。オンオフから強弱まで回転させるローラーで調整するタイプだ。遠隔式ではないので一度付ければオフにするまでブブブ‥‥と、バイブ音が鳴り続ける仕組みだ。

「そんなことは見ればわかる。何でこんなアダルトグッズを学生のお前が持ってるんだと聞いているんだ!」

 京子はローターを指差す。

「この間の休日に先生に会う前に街中を散策してたら押し売りでくれたんですよ。確か500円だった気がします」

「学生にアダルトグッズとか、なんつーものをプレゼントしてるんだ!」

 怒っている京子のツッコミに総一は内心で同意していた。もっとも、あの店員は閉店セールを謳っていたのでたとえクレームをつけてもすでにお店自体が存在しない可能性がある。どの道、今すぐに確認はできない。

「せっかくだから使ってみたらどうかなって」

「なっ!?無理、無理だ!生徒たちの前で気持ちよくなるなんて!」

 身振り手振りを駆使して強く拒否する京子。一方の総一は、彼女の言葉に意表を突かれる。

「え?授業中に使う気だったんですか?俺はセックスしている時に使おうかなって思ってたんですけど、それはそれでありですね」

「あ‥‥!」

 京子は口元を手で押さえたが一足遅かった。

「じゃあ早速これを身に着けてもらいますかね。今日はちょうど俺のクラスで体育の授業もあることですし」

「ううっ‥‥!」

 総一の言葉に京子は顔を歪ませる。最初に出会った時のように余計なことを言ってしまったとでも思っているのだろうか。その表情は硬い。

 そんな様子を見かねた総一はとっさにフォローを入れる。

「まあ、生徒って言っても先生と同じ女の女子生徒の前ですよ。緊張はするでしょうけどそこまで‥‥」

「何を言ってるんだ。男子の体育担当の志賀先生がインターハイ前のサッカー部の交流試合の手伝いで他校に手伝いででかけてるから今日の体育は合同なんだぞ‥‥」

 京子からもたらされた情報は寝耳に水だった。

「え?じゃあ俺も先生の痴態を間近で見られるってことですか?」

 総一はその光景を妄想すると鼻の下を伸ばす。すると、その様子を見た京子は悩みも吹き飛ばすような勢いで叱りつける。

「こら!頭で思い浮かべてスケベな顔をするな!」

「えへへ。いやー、たまりませんねぇ」

「まったく‥‥!いいから、後ろ向いてろよ」

「はーい」

 総一はいい返事を返して背を向ける。

「(文句を言いつつ装着してくれる先生はやっぱり優しいよな)」

 ニヤつきながら後ろからするジャージの衣擦れする音を耳にしながら総一は興奮する。

「おい、これどこに着ければいいんだ?」

 少し機嫌悪く尋ねる京子に、総一は後ろを向いたまま考えて、

「そうですね‥‥じゃあ――」

 ローターを着ける位置を京子に指定するのだった。


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