女教師、濡れた臀部-3
二人で湯の中に浸かると、先の邪念のせいで、膝を抱えて清香は下を向いてしまった。
「清香ちゃん、狭くない? 気遣わないで」
縮こまる清香に、不思議そうに尋ねた。
「い、いや……何か、入ると緊張しちゃって」
「やだ、自分から入ろうって誘ったんでしょ。自分の家なのに何で緊張するのよ。あたしも、銭湯でもないのに自分の裸見られるのは恥ずかしいけどさ」
由美香は清香の膝の辺りに触れて、脚を伸ばさせる。
清香の背に当たるバスタブのフチの辺りに手をかけるような姿勢で、由美香は清香に近づいた。
「えっ」
清香は思わず声を上げる。
由美香も先の清香のように、湯に浸かりながら肩や、デコルテの辺りを親指で指圧し出した。
「さっきしてもらったから」
「あ、ありがとうございます……」
伸ばした清香の脚に跨るような体勢のせいで、清香の目の前には柔らかそうな乳房が、湯に濡れて揺れている。
手を伸ばしたい衝動に駆られるが、清香は恥ずかしくて下を向いたままだった。
「首も凝るよね……」
左手で肩の辺りを押しながら、右手は襟元の辺りに回す。
まるでキスする時に、首を、頭を引き寄せる時の体勢だ。
体が近づくから、必然的に由美香の吐息が目の前で聞こえてしまう。
湯の熱さで赤く染った、普段は白い首筋に吸い付きたくなるのを抑え、下を向く。
だが下を向けば向いたで、すらりと伸びた脚の付け根にある、湯の中でゆらゆらと揺れる短い毛が見えてしまう。
心臓が飛び出しそうな気持ちになり、清香は目をぎゅっと閉じた。
「ーーねえ。すごい、体カチコチ。マッサージされるの好きじゃない? 痛かった?」
あまりにも縮こまって体を強ばらせる清香を見て、由美香に尋ねられた。
「あ、いや……そんなことは」
同性と風呂に入って、由美香は当然、こんな気持ちになることはないのだろう。
口を一文字にきゅっと結び、意を決して目の前の体を引き寄せる。
「わっ」
湯の中で滑りそうになった由美香と体が密着して、由美香が清香の脚の上に座る体勢になった。
「男の子と一緒です……。普段なら別に大丈夫なんだけど、瀧岡先生といたら……こういう気持ちになっちゃいます」
泣きそうになりながら、その体を抱きしめる。
そして目の前にある赤く染まった首筋を、痕が付かないように吸う。舐め上げる。
突然の性的な愛撫に由美香の体は、びくんと反応する。
「ごめんなさい……。お風呂入るのに、こんなことされたら気持ち悪いですよね……」
「……どうしてそう思うの。男の子と一緒じゃないでしょう? それに、普段はそういう気持ちになるわけじゃないなら、あたしが体に触れたせいよね。謝るのはあたしの方。気が利かなかった」
由美香はより近づいて、濡れた唇に親指を這わす。
「清香ちゃんより十も年上なのに、どきどきしてくれるの?」
「あ、そ、そんな……今更そんなこと言います……?! 先生が触ったからっていうより、先生の体、すごく綺麗だから……。あ……いや……べ、別に体だけが好きなわけじゃ…」