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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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バスガイドの未来ちゃん登場-5

自分もこの人たちの仲間に成りさえすれば、由香里のように明るく、そして、性癖に悩むことなく卑猥なことを楽しめるのだ。

(星司さんとも…)

未来は、サイトの中の優子に倣って、卑猥な自分を星司に見て貰いたくなった。

未来はドキドキしながら下着を脱ぐと、椅子の座面に踵を乗せて、足をM字に開いた。

「未来のおまんこ出たー♪」

昔からの友だちの淫らな姿に、由香里のテンションは上がった。

「あ、あたし、吉川未来は、ち、痴漢専用車両に参加します。あ、あたしのおまんこにも、エッチなこといっぱいしてください」

両手を添えて、割れ目を開きながら、未来はこれまで以上に真っ赤になった。

「「痴漢専用車両へようこそ」」

星司と由香里は楽しそうに答えた。

「ね、未来のおまんこ舐めてもいい?」

未来の割れ目の前にしゃがんだ由香里が、上目遣いで友人に聞いた。

「これからは、女同士でもいっぱいするんでしょ。でも、初めてが由香里なら嬉しいよ」

未来が真っ赤になって答えた。

「いいのね。昔からの友だちのおまんこだと思うと、ゾクゾクしちゃうよ。うふふ、涎いっぱい垂らして、未来ってエッチなおまんこしてたんだね」

「は、早くしてよ。恥ずかしいんだから」

「じゃあ、いただきます。はむむ、むちょ…むちょ…」

「いやあああん」

未来の中では、由香里は友人から親友以上になっていた。心から信じ合える由香里からの刺激を、未来は身を捩って享受した。

こうして、参加表明をした未来は、この後、陽子のタワーマンションの部屋に連れて行かれた。

優子と陽子を紹介されたとき、優子の口から出てきた言葉に、未来は驚いた。

「初めまして、未来さん♪ ー やっぱりね!由香里先生の友だちだったら、絶対に類友でエッチな人だと思ったんだよねぇ。ね、星司くん、言ったとおりでしょ − えっ、もしかして悠子さん、だから初めから、カフェの奥まった場所を予約するように星司さんに言ってたの? ー そうよ、店員にも近づかないようにって、星司くんにレクチャーしてたんだからね」

「悠子さんたら失礼ね。類友ってどういう意味ですか?」

「ちょ、ちょっと由香里…」

苦笑しながら憤慨のポーズを取る由香里の手を、未来が強く握った。星司に対するバラバラの敬称を交えて、1人で会話をする優子を前に、未来は戸惑っていた。

「あっ、ごめんごめん。説明するね。悠子さん、お願いします。未来、今から未来の頭に直接声が聞こえるけど、驚かないで聞いてね」

未来が不安にならないように、由香里は未来の手を改めて強く握り返した。

【未来さん、はじめまして。優子ちゃんの心に同居している悠子です】

「ひっ…」

その声に驚いた未来は、息を吸い込んだ。

【驚かせてごめんなさい。さっきみたいに、心に入らないときは、優子ちゃんの声を借りて会話をしてるのよ。でも、心に入らせて貰えれば、こうやって直接話すこともできるんです。今、あたしの声は、他のみんなも聞いてます】

悲鳴を上げても仕方がない事象だった。しかし、優しげな悠子の声の響きに、未来は落ち着き取り戻し始めた。それには未来の背中にそっと触れた、優子の癒しの力も影響を与えていた。

【でも、私生活を黙って覗いたり、勝手に心に入ることはしないから安心してね】

それを伝えた悠子は、各務家の力のこと、優子の力のこと、自分の状況を伝えた。

癒し効果を含んだ説明に、未来はストンと納得したのだった。

「少し質問です。他の皆さんにはどうされてますか?」

「悠子さんは、あたしと陽子さんとお母さんには、大体フリーで入ってますよね。由香里先生には?」

【由香里先生と寛子さんは、臨機応変かな】

「あたしもフリーでいいですよ。てか、今更ながらですね」

由香里もこの機会に同意した。

「大体わかりました。悠子さんなら、声をかけて貰わなくても問題なしです。あたしにも優子さんたちみたいに、いつでも自由に入ってくださいね」

悠子が他者の心に入る前に、その意思表示をするには、基本は優子が傍に居ることが前提だ。もしくは、心に入ることを許した者から聞く場合だ。

例えば、自宅で自分1人の場合、悠子と話したい場合は、何かと不便だと思ったし、自分を導いたのが悠子だと知り、すっかり心酔した未来は、勝手自由を受け入れたのだ。

【いいのね。じゃあ、遠慮なく。そうねえ、オナニーしてるときを見越して入ろうかな】

「えへへ。悠子さん、それでお願いします」

【そうそう、あたしと区別するために、優子ちゃんのことは、『優子ちゃん』って呼んであげてね】

「はい、悠子さん。優子ちゃん、よろしくね」

未来は改めて、優子に挨拶をした。

「うふふ、未来さん、痴漢専用車両へようこそ」

「あっ、優子ちゃん、ダメじゃない!それは管理者のセリフだって知ってるでしょ。新人を勧誘するときのあたしの楽しみなんだからね」

「だって、あたしも1度言ってみたかったんだもーん♪」

陽子の問い詰めに、悪びれもなく優子が返した。その和気あいあいとした雰囲気に癒され、未来の悩みはいつの間にか雲散していた。

「で、未来、今日はどうする?普通に星司さんとセックスする?」

新婦を前にとんでもない無いことを由香里は言ったが、ここではそれが当たり前になっていた。



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