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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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結愛の憂鬱…-4

「ど、どういうことですか?記憶のこともそうだし、もしかして、あたしを慌てさせるために、この2人を無理やり起こしたんですか!それに、目が霞む演出は悪質過ぎます!」

弛んだ羽交い締めから逃れた結愛が、優子を睨んだ。

「えっ、あたしじゃない、あたしじゃない。全部、悠子さんだよ。あたし、悠子さんが、記憶を消すって言うから、『そんなことできるの?』って、聞こうとしたんだよ。でも、悠子さんに止められたんだよ」

全部悠子に振った。

【うふふ、ごめんなさい。なんだか、結論を持ち帰りそうだったから、少しウソ付いちゃいました。でも、目が霞んだのは、結愛さん自身が、涙を溢れさせたからで、あたしたちは何もしてませんよ】

「そうかも知れませんが、でも、どうして、そんな意地悪するんですか!」

今度は悔し涙が溢れそうになった。

【だって、後回しを認めてそのまま帰って貰ったら、後から絶対に文句を言われると思ったのよ】

悠子は、仕方がなかったという雰囲気を醸し出した。

「どういうことですか!結論を先延ばしにするのはあたしですよ。それについて、あたしが文句を言うことなんて、あり得ません」

【本当にそうかしら?】

「ウソなんて言いません。結論が出る間も、秘密は守ってくれるんでしょ。それなのに、どうしてあたしから文句が出るんですか?」

【まあ、百聞は一見に如かずね。ちょっと、あっちの窓際まで着いて来て欲しいんだけど】

優子の女体を操り、悠子がスウィートルームの奥の窓を指差した。

その窓の位置で、優子には悠子の意図がわかった。

「そこに何が有るって言うのよ」

納得のいかない結愛だったが、文句を言いつつ、先行する優子の後に続いた。

結愛の後ろには、楽しそうに微笑む星司と、なんとなく成り行きを楽しむ良子が続き、雄一と陽子が訳もわからず続いた。

しかし、情報解析のスペシャリストの陽子は、自分の役目を怠ることはなかった。情報収集の一環として、結愛の尻をスマートフォンで録画するのを忘れなかった。

(可愛いお尻ね。後でおまんこも撮らせて貰おうっと)

結愛が窓辺に立つと、窓の外に、さっきまで自分が居た部屋が見えた。自分の痴態が丸見えだったことに改めて気づかされ、結愛の股間が少し疼いた。

「あたしが使ってる部屋ですよね。あの部屋に何かあるんですか?」

訳がわからないと睨む結愛に、優子が窓の下を指差した。

「部屋じゃなくて、多分、悠子さんは、アレを見て貰いたいんじゃないかと」

優子の示す先を、結愛を筆頭に、窓辺に寄った者たちの視線が注がれた。

何よりも目立つもの。『痴漢専用バス』の大きな文字が目についた。

「あれ?どうして文字が出てるの?ここから見下ろす朝イチどっきりで、淫乱優子のテンションを上げようと思ったのに」

「心配無用よ。優子ちゃんのテンションは朝から上がりっぱなしだから」

陽子のつぶやきと、良子の返しを他所に、表示された文字にピンときた結愛が、優子に振り向いた。

「もしかしたら、アレって…」

振り向いた拍子に、結愛の前身が晒された。陽子は空かさずスマートフォンのレンズを結愛の割れ目に向けた。

(縦スジの割れ目ちゃん、ゲット〜♪)

拳を握り締めた陽子が、下からレンズを煽り始めたが、興奮した結愛は、それどころではなかった。

「そうです。この後、あのバスに乗って、新婚旅行に行くんですよ」

「痴漢専用バスで新婚旅行!」

結愛の目が2重の意味で輝いた。




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