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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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珍客到来-1

【珍客到来】

ピンポーン♪

淫乱な母娘が揃って絶頂を迎えたときに、スウィートルームのインターフォンが鳴った。

チェックアウトはおろか、陽子の休養を考えてのルームサービスの時間までには、まだ2時間以上もあった。

「誰だろ?」

慌ててバスローブを羽織った優子が、モニターを見るより、直接扉を開いて来客を確認した。昨日も来客の出入りが多く、いちいちモニターで確認していなかったので、優子もそれを見習った。

控えめに開いた扉の向こうには、ゆったりとした白いワンピース姿の女が、うつむき加減で立っていた。

一瞬、誰だっけ?と思った優子だったが、淫らな直感がそれを教えてくれた。

「もしかして、窓越しのエッチなお姉さん?」

ピクッと震えて顔を上げた女を見て、更に気付いたことがあった。

「えっ?えっ?うそおおお!もしかして、アッキー?さっきのエッチな人って、アッキーだったの?」

「シーッ!シーッ!声を抑えて」

すっとんきょうな優子の驚きの大声が廊下に響き、アッキーと呼ばれた女は慌てて周囲を窺った。

「あっ、ごめんなさい。もしかして、女優の荒滝結愛(あらだきゆあ)さんですか?」

声を落として、優子は確認した。

「は、はい。その荒滝です」

もじもじしながら結愛は応えた。

「で、隣のホテルのエッチな人ですよね?」

「はい…。恥ずかしながら…」

結愛の顔が真っ赤になった。

「似てるなあって、思ってたんですが、まさか、ご本人だったとは…」

優子はマジマジと結愛を見つめた。

「で、どうされました?」

「え〜っと…」

優子の問いかけに答えず、結愛は周囲を気にする素振りを見せた。

「あっ、扉越しに失礼しました」

人気女優を廊下に立たせたままだと、人目につく恐れがあった。しかも、優子が結愛の愛称を大声で叫び、その卑猥な嗜好まで口にしていたのだ。

(でも…)

扉の中は、前室までも肌色まみれだ。スウィートルームに続く前室の扉は、横たわって眠る女のために、閉められない状態で、部屋の奥まで一望できるのだ。

(どうしよう)

一瞬、躊躇したが、さっきの結愛の痴態を思い返した優子は、考えを改めた。

「ま、いっか。どうぞ、入ってください」

優子は、ドアチェーンを外して、結愛を招き入れた。

「えっ?」

案の定、部屋の淫靡な状況に、結愛の目は見開かれた。

「やだ!こんな大勢で乱交してたの」

結愛の驚きの表情が、直ぐに好色の色に染まった。

「てか、乱交のために、スウィートルーム借りきったの?この部屋でいつもやってるの?会員制なの?月何回くらい?」

目を輝かせた結愛が、好奇心のままに畳みかけた。しかし、

「あっ…、ご、ごめんなさい。今のは聞かなかったことにしてください…」

ハッとした結愛の勢いが突然弱まり、再びうつむいた。

結愛の様子の変化に構わず、優子は正直に答えた。

「定期的とか会員制とかじゃないんです。実は昨日、ここのホテルで結婚式を挙げて、そのまま泊まったんです。乱交はそのぉ…勢いで…」

最後はウソをついた。

「けっ、結婚式の日に勢いで乱交!」

また、結愛の声が大きくなった。そんな結愛の驚きに、答える者が居た。

「なに言ってるのよ。乱交は計画的だったじゃないのよ」

「お母さん!」

扉の影から現れた良子に驚き、結愛は思わず顔を隠そうとした。しかし、優子の言葉と、その優子と似ている全裸の良子を見て、動きが止まった。

「えっ?あなたのお母さん?ま、まさか、家族参加の乱交ってこと…」

結愛が優子と良子を交互に指差した。

「そうそう、この子ったら、お色直しのときに、合同で式を挙げた新郎新婦と乱交を始めてね、それを披露宴会場のモニターに配信して、招待客にも乱交するように煽ったのよ。ホント、用意周到とはこのことだわ」

「もおっ!ややこしくなるからお母さんは出てこないでよ。しかも裸のまんまじゃないのよ」

結愛に応えた優子だったが、出しゃばる親を嫌がるのは子の常、直ぐに良子を阻み、肩を押してこの場から追い立てようとした。


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