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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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珍客到来-2

しかし、優子に対する遠慮のなくなった良子は、それをスルリと回避した。

「うふふ、乱交の話で盛り上がってるのは、女優のアッキーさんですね。おはようございます。優子の母親の良子です」

「ば、ばれてます?ど、どうしよう…」

愛称を呼ばれた結愛は、更に秘密を知る者が増えたことに愕然とした。

「うふふ、もしかして、結愛さんのその指先、おまんこに食い込んでます?その食い込み加減、ノーパンですよね」

よくノーパンで出かける良子には、お馴染みの食い込み加減だった。

「えっ?や、やだ!」

ハッとした結愛は、慌てて指先を股間から離した。どうやら、乱交現場の淫靡な雰囲気に飲まれ、無意識の内に弄っていたようだ。

しかし、指を抜いても、上品でゆったりとした布地は、割れ目に食い込んだままだった。

「うふふ」

楽しそうな良子の視線に気付いた結愛は、直ぐにスカートの食い込みを直したが、良子の指摘は止まらなかった。

「あらぁ、その染みってザーメンかしら?とってもいい香り。おまんこからザーメン垂らして出歩くなんて、見かけによらずにエッチなんですね。このことを、世間が知ったら驚くんじゃないかしらぁ。ね、アッキーこと人気女優の荒滝結愛さん♪」

良子の発言に深い意味はない。昨日から、優子との絡みを楽しんでいた良子なので、同じ感覚で、若い結愛をからかっただけだった。

しかし、結愛にはそんなことはわからない。

(お、終わった…)

『世間が知ったら』の言葉に、青くなった結愛が、へなへなと腰を落とした。

「うわ、結愛さん、大丈夫ですか!お母さん、なにバカなこと言ってるのよ」

良子を叱りながら、優子が前室に据えられた、ソファーに結愛を休ませた。

「結愛さん、ごめんなさい。母の言ったことには、深い意味なんてないんですよ。ただただ、エッチな人を前にテンションを上げてるだけなんです」

自分と同じ色を感じ、良子は親近感を持って、結愛と話しているつもりだった。優子の叱責に良子は落ち込んだ。

「変なこと言ってごめんなさい」

「い、いえ、いいんです。エッチなのは自覚してますから。でも…」

しかし、それが世間にばれていいことではなかった。口ごもった結愛を見て、優子はピンときた。

「もしかして、結愛さん。さっきの動画を消して欲しくて来たんですか?」

結愛は複雑な表情で頷いた。

「あたし、興奮したら見境が無くなるんです。さっきも、あなたに…、優子さんでしたね。優子さんにセックスを見られて凄く興奮したんです。で、いつものハメ撮り感覚で、優子さんに向けて、おまん…、え〜っと、そのう…」

「はい。おまんこ撮らせてくれたんですよね」

「は、はい…」

「あたしも興奮しました。あの状況で、興奮するなって方が無理ですよ」

優子も同意した。

「で、でも、興奮が覚めてから、ハメ撮り動画を確認したんです。そうしたら鮮明に映ってたんです。優子さんの顔も、おまん…、え〜っと、そ、そのう…」

「おまんこも鮮明だったんですね。てか、もうエッチなのはバレバレなんですから、『おまんこ』をいい淀まなくてもいいですよ」

卑猥な言葉を口にして、優子はニヤニヤした。



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