似た者同士-1
【似た者同士】
「うわぁ、部屋一杯、肌色まみれじゃない」
部屋の中は、神々しく照らされた人肌で満たされていた。
「一体何人居るのかな。てか、あたし、昨日は何人としたんだろ?」
2組の新婚カップル以外にも、初夜に乱入した多数の男女が、広いスイートルームのあちらこちらで、全裸で眠っていた。
「えーっと、まずは旦那様。あたしの大好きなオチンチンで何度も何度も奥まで突かれて。うふふ、最初のセックスで10回はイッちゃったかも♪
次は右曲がりの雄一さん。体位をクルンって替えたら…、ああん、エロ陽子がおまんこミキサーって言うのもわかるぅ。はあん…。
次は確か宮本さん。プロポーズが大成功して張り切ってたなぁ。あの高速まんこ突きを毎日されたら、由香里先生のおまんこ壊れちゃうよぉ。で、次は乾さん…」
昨晩、女体が受け入れた相手の人数を指折り数え、それぞれの肉棒が与えてくれた快感を思い返した。
しかし、なぜか7人目を数えようとしたときに、優子は顔をひきつらせ、慌てて数えぺニスを中断した。
しかし、4、5人の相手を思い返しただけでも、優子の女体を興奮させるには十分だった。
「ああん、ヤリたくなってきたよお。誰か起きてないかなぁ」
早朝から、思わぬハプニングで絶頂を迎えた優子だったが、全く疲れた素振りはなかった。それ以前に、新婚初夜なのに、多数に犯され続けた疲れも皆無なのだ。
同じく新婚初夜を迎えた陽子の方は、時折、イビキをかきながら深い眠りについていた。
陽子も、優子と同じように、多数の者にも犯され続けていた。早イキの陽子は、何度も失神を繰り返した挙げ句、新婦を心配する新郎の雄一から、ストップがかけられたのだ。
「じゃあ、陽子さんが抜けた分は、あたしががんばらないとね」
張り切った優子が、手と口を使って、より一層、招待客を楽しませた。
「次はどのオチンチンかしら、ああん、淹れて淹れてぇ。ああん、ザーメンが垂れて美味しそうなおまんこぉ。あむむ…」
手当たり次第、目に付く肉棒を握り、咥え、ハメ、割れ目の中を、じゅるじゅると貪り続けた。
「も、もう、満足したよ」「ゆ、優子ちゃん、ストップストップ!」「す、少し休ませて」
招待客が次々と戦線を離脱していったが、【癒す人】である優子の方は疲れ知らずだ。と言うよりも、興奮すればするほど、癒し効果は高まり、自身の疲れなど、無意識に癒してしまうのだ。
そんな元気一杯の優子だから、早朝に目覚めて、1人暇を持て余すことになっていた。
「エロ陽子、起きろ!」
無防備に眠っている陽子の乳首をクリクリと捻った。
「もう、らめぇ、赦してぇ…」
寝言をつぶやきつつ、寝返りを打った陽子は、胸と股間を手で固くガードして、すうすうと寝息を立てた。
乱交の次の日の陽子が、中々目覚めないことは、これまでの付き合いで理解していた。また、陽子の休息が深ければ深い分、今日の日を一緒に楽しめることも。
「ううっ、後の楽しみのために、もう少し寝かしとくか。でも、退屈だよぉ」