ついに、、、そして啓吾-3
思わぬことが起きたのは、次の週末だった。
その夜、啓吾が寝床に突くと奈莉を抱きに来た。久しぶりに奈莉の中に射精したことがトリガーになって若さを取り戻したのかもしれなかった。性欲が昂進したらしかった。ウィークデイの夜も珍しく寝床で手を握ってきた。仕事が無ければ奈莉はおそらく襲われていただろう。水曜の夜などはキスまでしてきたのだから。
啓吾は、奈莉に愛撫を求めた。自分の乳首を舐めるように言い、フェラをねだった。奈莉は素直に応じてやった。そして知り過ぎているほど知っている啓吾のツボを良く舐め愛撫してやった。その都度啓吾は吐息を漏らし、あれらもない声まで出した。
奈莉は、最初から浮気などせずにこうやっておいてもよかったのではないか、と思ったりしたが、啓吾より田中の方がセックスが格段に上手で得られる快感がまったく違ったので、もちろん浮気を後悔などしていなかった。そして何より啓吾より田中の種を宿すことこそが女にとって何よりの生きがいだった。生まれてくる子供が何より愉しみだった。
奈莉はある意味啓吾への愛を再確認できたことは大きな収穫だった。これからも夫としての啓吾には寄り添っていきたい、これからも啓吾が望むならセックスも愉しみたい。それでこそ、生まれてくる子供の父親として啓吾と一緒にやっていける。
そして奈莉にとっては田中の子どもの父親として育ててもらえることを思えば、啓吾を愛することなどお安い御用だった。
その週末に奈莉の身体を求めてきた啓吾をフェラチオでたっぷり快感で満たしてやった。興奮した啓吾は、奈莉の乳房そして乳首への愛撫をし、クリトリスへの愛撫によって奈莉を逝かすことまでしてくれた。そして膣口を丁寧に舐め再度奈莉を逝かせた。奈莉が逝くのでなお否が応でも興奮を高め、屹立した啓吾の陰茎は奈莉の膣口へ向かっていった。
啓吾にしては荒々しいピストンが奈莉の膣に向けて繰り返された。奈莉の膣の中の蠢く膣壁が啓吾の陰茎、とりわけ亀頭のカリ周辺を徹底的に刺激した。その刺激から得られる快感にますます啓吾の陰茎は荒れ狂いピストンを続けた。
奈莉はこれほど啓吾と一体になったことが有っただろうか、と思い、仕合せな気持ちで一杯になった。膣の中で啓吾への愛を思いきり伝えよう、そして射精してもらおう、出来ることなら、既に受精しているはずの受精卵に加えて、今啓吾からの精子を新たな卵子で受け止めたいと思った、二卵性の双子を身籠れたらどんなに仕合せだろうと思った。
啓吾は奈莉の中にその愛を、精子をめいっぱい射精して果てた。奈莉が一緒に逝ってくれ啓吾はこころから満たされた射精をした。啓吾は子供ができるといいなと思った。