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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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初めての性接待 (2) 【イラストあり】-1



「U先生(へんへい)の生ヒンホが……欲ひいれす……」

 ベッドで男と汗だくで絡み合いシックスナインをしていたゆきが、ペニスを頬張りながら言った。
 娼婦が「客」の男になにが欲しいと聞かれれば、こう答えるしかない。

 窓際で老政治家をフェラチオで射精させたあとはベッドに上がり、両乳首とペニスへの三点奉仕を行った。Uが下半身を持ち上げ足を開いたので会陰を刺激してやると「もっと下だ」と怒られた。わかってはいたが、ここだけは舐めたくなかった。目をつむり、息を止めながら男のアナルを必死に舐めた。言われた通り、舌を中まで挿し込み肛門に吸い付いた。

 二度イかせれば復活できないかもと考え、懸命に奉仕した。アナルを舌でかき混ぜながらペニスをしごき、ペニスを頬張りながら指を肛門に抜き挿ししてやった。シックスナインで男女の股間を唾液で濡らしあった。イかされながら、イかせようと頑張った。
 無駄な努力だった。

「私のチンポが欲しいのか?」
「はい……」
「じゃあどうすればいいかわかるな?」

 Uの言葉にゆきはまた「はい……」と短く答え、男のペニスに軽く口付けしてから仰向けになった。
 両手を自らの太ももに添えぐいと引く。
 すらりと長い脚があられもなく開かれ、女性の最も大切な場所がまったくの無防備で男の前に晒された。
 男の亀頭が自らの花びらにあてがわれ、クチュリと小さな音がした。

 私はいったい何をやっているんだろう?

 心を無にし、性接待をやり過ごす作戦は完全に失敗に終わった。
 黙って寝ているだけという消極的な態度をこの人は許してくれない。
 恥ずかしい格好で、恥ずかしいポーズをとり、恥ずかしい言葉を言わされる。
 屈辱と快感を交互に、いや同時に与えられることで、ゆきの心はすり減っていく。

「いけない奥さんだな。旦那さんに悪いと思わないのかい?」
「それは……言わないでください……」
「旦那より私とセックスしたいのか?」

 そっと、頷く。
 夫を思い出し胸が張り裂けそうな気持ちでいる人妻に、Uは「おねだり」を求めてきた。
 ゆきはため息をぐっと我慢し、言葉を絞り出す。

「U先生の……太くて硬い生チンポを……ゆきのおまんこに……挿れてください……」

 自分で発した言葉に、自分の心が破壊されていく。

「主人ではなく、U先生と……セックスしたいです……」
 嫌だ。したくなんかない。
「おねがいします…………生チンポ、挿れてください……」
 嫌だ。挿れてほしくなんかない。

 嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ。
 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ――――――――!

「ぃい嫌ぁぁあああああっぁあっぁあぁあああぁああぁぁぁぁぁああっっぁぁあっぁあぁああっはぁあぁぁん!」

 き、気持ちいいよぉぉぉおぉおぉっぉぉおっぉおぉぉおお――――――――!

  *


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