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接吻ボランティア
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接吻ボランティア-1


素晴らしい愛情表現であるキス。
口づけ、チューとも言い、最近あまり聞かなくなりましたがキッスとも言ってましたね。

もちろん日本でもキスは昔からあり、口吸い(くちすい)、動詞としては「口吸う」、
「おさしみ」「あまくち」なんてのもありました。(詳しくはインターネット参照)

私はいずれの言い方も好きでなく、「くち合わせ」なんていうのはいかがかなと思っています。或いは「花合わせ」なんてどうかなと思いましたが、これでは、ずばり男性器を女性器に合わせることになってしまいます。

ふと思いましたが、性行為を「花結び」なんてのはいかがでしょうか。
あるいは「花入れ」とか、女性主導型ならば、「花つかみ」。
 
さて、この素晴らしいキスですが、中々味わえない人もいます。残念なことです。
そこで考えられたのが、接吻ボランティア。ボランティアとはいってもちょっとしたお小遣い程度に収入は出ます。
男女両方の需要に応じられる様にとの狙いであリましたが、どういう訳だか女性とキスしたいという男性ばかりでその逆はあまりないのです。残念です。

この制度には数々の制約があります。まず未成年の女性が行う場合は安全の為、男性を縄や手錠などで拘束することが条件となります。これは成人女性も要求することが多くなっています。

それと不特定の男性を相手する為、衛生面からビニール越しにすることになっています。「それなら私もやってもいいわ」と協力を申し出た女性も出てきたものの、ますます若い男性からの需要はなくなり、利用者は高齢者が殆どになってしまいました。

ある老人、年齢は90歳近く。40代の女性が相手しています。
「はい、○○さん!たまにはお口を動かしましょうね」
もう既にビニールでなく、薄いコンドームを平たくしたようなマスク状の製品が開発されています。女性がそれをはめて、濃厚なキスをします。

そんなことを毎日繰り返す内に、殆ど眠って過ごしていた老人に変化が出てきました。
少しではありますが、目の動きが良くなっています。
老人はかなり元気になり、今では何とかして自分の手を使って食べようとするまでに回復しました。

さて、このボランティアの女性、残念ながらいやおめでたいことに結婚することになりました。後任のボランティア女性はやっと成人になったところ。体力抜群です。
「さあ、○○さん!もっと激しくしてぇ。若い頃を思い出してね」
「さあ、わたしを奥さんだと思ってね」

実は前任のボランティアも老人が口でのキスの前に、訓練として女性の膣への口づけから始めましたが、この若い女性は老人が不憫だと思い、早めに唇のキスに移ってしまったのです。確かに効果はありました。

実はこの若い女性、クンニでかなり燃えたようです。

ある日、老人は間違えたのかわざとかは分かりませんが、クンニのつもりがそれより3センチばかり後ろに、つまりそのぉ、アナルだか肛門に口づけをしてしまったのです。

女性は「あっ、そこは」と思わず口走ってしまったものの、逃げる気にもなりません。

それからというものの、女性からのサービスとして唇を合わせるキス、逆に女性へのサービスとしてクンニとアナルへのキスが定着しました。
なお、どちらもビニール越しなどで、衛生面には気を付けることは言うまでもありません。

クンニという言葉はもう定着していますね。アナルへのキスに対する言葉は未だにないですね。私もいい言葉が思い付きません。どなたか良い案を出して下さればありがたく存じます。

(おしまい)



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