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社長室での秘め事
【OL/お姉さん 官能小説】

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秘書の仕事~デモンストレーション-1

堂島コーポレーションの主な仕事は電子部品の開発だ。
家電、家庭用ゲーム機、産業用電子機器…その品質は国内トップで日本国内のみならず海外からの依頼も多い。
そして今日は堂島コーポレーションの電子部品を使用した最新医療機器の発表があるらしく、冴子と岡野はその会場へ訪れた。

「こんなに大きな会場でやるんですね。」

「この医療機器メーカーは絶大な支持を得ているからな、皆の感心は高い。発表がある度に国内外からかなりの人数が来るらしい。」

「そうなんですね…岡野さん。今日はここで何を?」

「今回の医療機器の電子部品を手掛けた開発部の手嶋が海外出張中だから代わりに挨拶へ行く。あと少し手伝わなければいけないことがあるからな。」

わかりました、と冴子が返事をし二人は会場の裏手へと向かった。関係者入口から入り、控え室へと向かった。


「失礼します。堂島コーポレーションの岡野と申します。」

「西島と申します。」

「お待ちしておりました。どうぞこちらへ。」


そこには医療機器メーカーの社長と開発部長がおり、4人は名刺交換を行った。挨拶もそこそこ終わり、社長が話を切り出した。


「今回も素晴らしい医療機器を開発することができました。そちらの電子部品の品質はやはり素晴らしい。
それに手伝いもしてもらえて…本当に助かります。引き受けてくれる人が全然見つからなくて困っていたのです。」

「はい、うちの西島がしっかりと行います。どうぞよろしくお願いします。」


冴子は手伝いの内容は何も聞いておらず、しかも岡野は何もしないようなのでキョトンとしてしまった。だが任された以上は精一杯やるしかない。

「頑張らせていただきます。どうぞよろしくお願いします。」

冴子は深々と頭を下げた。
そして横に立つ岡野の不振な笑みに気づくことはなかった。


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