秘書の仕事~デモンストレーション-5
「続いては最新式です。スクリーンをご覧ください。」
最新式の内視鏡は入ったことも全くわからなかった。
寺岡の説明を聞いていると、小型化と同時に素材にもこだわり、従来よりも柔らかく人体に影響が少ないものを選んでいるらしい。
「それでは先程の映像と並べて比較いたします。」
寺岡の説明が入り、しばらくは機器を使うことはないらしく、そのまま待機となった。
カーテンの向こうからはまたカチャカチャと音が聞こえる。恐らく片付けと次の準備をしているのだろう。
『あの…西島さん。』
突然三田から声をかけられた。
何事だろうと思い、急いでマイクをONにした。
「はい、何でしょうか。」
『申し訳ないのだけど、もう少し力を抜いてくれるとありがたいな。こんな状況で緊張してしまうのは仕方ないと思うのだけど…ちょっとやりづらくて。』
慣れない状況ということもあり、やはり無意識のうちに力が入っていたようだ。
「すみません、やはり緊張してしまって…あまり意識しないようにはしているのですが…」
『そうよね…じゃあ次まで少し時間があるし、わたしが緊張をほぐしてあげるわね。』
「えっ…あ、はい。お願いします。」
思わず返事をしてしまった。
何か緊張をほぐすマッサージやアロマでもあるのだろうか。冴子がいろいろ考えていると、突然秘部の割れ目をそっと撫でられた。