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社長室での秘め事
【OL/お姉さん 官能小説】

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秘書の仕事~デモンストレーション-2

「西島さんはこちらへ。」

開発部長の寺岡に連れられ冴子は控え室を後にした。
無言のまま廊下を歩き、何となく気まずい雰囲気だったが先に寺岡が口を開いた。

「西島さん、今回は引き受けてくれてありがとうございます。我々の考えに賛同してくれて嬉しく思っています。」

まるで冴子が全てわかっているかのような口振りだ。
だか冴子は何も聞かされていない。それとも自分が忘れているだけなのだろうか…不安に思う中、寺岡は更に話を進めた。

「やはり医療機器の発表と言ってもただ資料を見て説明を行うだけでは受け手には伝わらないことが多い。やはり必要なのは実演だと思うのです。」

その言葉に冴子も納得した。
資料を片手に難しい言葉を並べられても頭に入ってこない。それよりも実際に見て自分自身が行うことで初めて理解できるということもあるだろう。

「わたしもその考えには賛成です。学業でも仕事でも、わたしにも覚えがありますので。」

「ありがとうございます。わかってもらえてうれしいです。」

話をしているうちに発表を行うステージへたどり着いた。広い会場に数百はある客席。ちょっとしたコンサートもできるのではないかと思った。

「こんなに広い会場だったのですね…」

「はい、遠くの席でも見えるよう発表の様子はステージ上のスクリーンに映し出されます。そして会場に来られなかった人達のために配信も行います。」

それだけ大勢の人達が注目のしているのだろう。
それに関わることができることを嬉しく思うと同時に手伝いとはいえ絶対に成功させたいと冴子は思った。

「では西島さんはこちらで待機をお願いします。」

ステージの中央にカーテンとパーティションで仕切られている空間があった。寺岡に連れられその中に入ってみると、診察台といくつかの医療機器が並べられていた。


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