解放された魔物-1
朝、主人を送り出すと、エアコン業者の上司格の人が部品交換にだけ来ると言っていたので昨日同様に少し綺麗目の服に着替えた。一瞬よからぬ想像が浮かび、一番お気に入りのショーツの背後とブラの上部がシースルーになった黒の下着に付け替えた。昨夜少し汚しちゃったし‥と言い訳をしながらも自分の行動が少し恥ずかしかった。
“ピンポーン”
インターホンが鳴り、オートロックを解錠する。カメラに映った姿は上司格でも登坂でもなかった気がした。ノックでドアを開けると、背の高い大男に押し込まれた。続いて登坂も入ってきて素早く後ろ手に鍵を掛けていた。大男は私を抱き寄せて
「奥さん、久しぶり」
と顔を近づけて言ってきたが意味がわからなかった。びっくりしている私の表情を見て
「やだな‥、3年前に一緒に遊んだでしょ?」
と言いながら、もう私の胸を揉み上げていた。必死に抵抗を試みるも、昨日の余韻が残る私の体はもう反応して感じ始めていた。それでも踏ん張ろうとした矢先に大男の逆側から登坂も私の体を弄り始めた。そうなると急速に抵抗する力がなくなり、吐息とも喘ぎともとれる声が我慢できずに出てくる。もう昨日からの期待感が沸き上がり、ドキドキとしていたし、二人にされるがままの気持ち良さに支配されていた。この大男は3年前の時に途中で乱入してきた二人の内の一人だと気付いた。
「上司の手を煩わせるのも何だし、俺が行ってきますって言ったんだよ。嬉しいだろ?だってこんなやらしい下着履いてるんだし」
登坂はニヤニヤしながら、私のスカートを剥ぎ取って大男の方に目配せしながら言い放った。
「奥さんは一本じゃ満足できないと思って、俺も来てやったんだよ」
登坂が、関口と呼ぶ身長180p以上でがっしりした筋肉質の男は私の体を紙工作でもするように自由自在に動かす。気付いた時には背後から両膝をM字の態勢で抱えられて持ち上げられていた。登坂は露わになった私の秘部に指をずっぽりと差し込むとすぐにお漏らしの急所を刺激し、あっという間に玄関の廊下に水溜まりを作った。M字から解放されて立たされると関口は私の腰を引き寄せて、ペニスを挿入する。このペニスの大きさで完全に思い出した。やっぱりあの時の男‥。他に味わった事のない大きく弾力のあるペニスは私の一番奥の一番感じる所に力強く届いて物凄い気持ち良さが全身を襲ってくる。一突きごとに絶頂し、もう無理‥と心で呟き体が崩れそうになるがそれを許さないよう登坂が私の上半身を抱え支えている。延々続くような激しい絶頂の繰り返しの苦しさから逃れられないまま消耗していった。関口はそれでも全く絶頂する気配のないままだったが、私のお尻を突き放すと、今度は交替とばかりに私の体を反転させて私のお尻を登坂に差し出すのだった。内心、地獄から抜けれた気がしてホッとしていたが、すぐさま登坂の硬い物が私に入ってきた。登坂はゆっくりと動いて消耗した私の精神と性器を癒すような情交を始めた。さっきの関口とは真逆でずっと続けて欲しくなるような、じんわり全身に快楽が広がって徐々に絶頂に向かってこみ上げてくる。いつの間にかさっきとは声色の違う甘い喘ぎを発していた。あと1ストロークで絶頂という所で止められて、私は自ら腰を動かそうとすると、登坂はペニスは素早く引き抜いた。少し羞恥がこみ上げ、それをごまかす為に廊下にへたり込んだが、二人は私に顔を近づけまたニヤニヤする。