解放された魔物-2
「奥さんが一番欲しいのは、これなんだよね?」
目の前にイチジク浣腸を出され、動揺した。しかし、それはいやっ!‥とすぐに拒否反応を示した。それは何日も余韻が消えない悪魔の快楽だ。そこに行ったら戻れなくなる恐怖が脳裏を支配する。しかし嫌がる私の体を二人で押さえつけ浣腸液を注入されてしまった。無理やり玄関すぐ奥の寝室に連れていかれて中に監禁される。
「いいよって言うまで駄目だから」
すぐに便意がもよおしてきて顔がひきつる。もう出そう‥と呟くが、ドアを開けてくれる気配はない。顔に脂汗が滲み出てる気がしているし、腰がソワソワとする。もうダメかもと思い、本当に出そう‥と伝えると、
「まだまだ大丈夫だから」
と絶望の言葉を吐かれ、苦悶の表情で愕然としていると
「冗談だよ。汚い奥さんは見たくないから。ちゃんと洗ってこいよ」
と笑いながらドアを開けてもらえた。なんとか間に合って排泄したが、彼らは私の精神を一つ一つの言葉でもいたぶって来る。トイレから出て浴室に行くと、ボディソープでお尻全体とアナルの奥の方まで指を入れて綺麗に洗い流した。バスタオルを巻いて戻ると、
「逃げるのも、通報するのもできたのにちゃんと戻ってくるんだ‥」
その言葉にハッとしたが、また私の羞恥心を抉り、精神をいたぶってくる。そのままベッドに押し倒されるとまた二人からキスや愛撫の攻撃が始まる。言葉の羞恥心にほだされた私はさっきの玄関での出来事とは違って、自ら積極的に彼らと絡み合い、寵愛を受ける。3年前に味わった、快楽の深淵へ向かうカウントダウンで心が高揚している。秘部への愛撫で再びたっぷり潤いを蓄えた頃、登坂が私のアナルにローションを塗り始めた。ローションの滑りで登坂の指がアナルに埋もれていく。秘部とは違うなんとも言えない刺激がこみ上げてくる。深く指を入れられて中で動かされると思わず、アンっ‥と声が出る。だんだんと指の動きが大きく早くなると秘部にも刺激が欲しくなる。今度はアナル用の玩具を出し入れされる。もう気持ち良くて堪らなくなっていると秘部にもディルドを軽く出し入れされて、気付くとお漏らしをしていた。もうここまでくると意識がいつ二人に同時に犯されるかに集中している。関口が私を騎乗位で上にのせゆっくり突き上げると、穴の奥が叫びをあげる。すぐに絶頂を迎え、脱力しそうになると私の上半身をハグするように抱え込みディープなキスを浴びせてきた。その間に登坂は私の腰をつかんでお尻を左右に押し広げている。やがて登坂の先っちょが触れたかと思うと菊の花びらを壊すように弾力のある肉棒を強く押し込んできた。玩具で広げられたアナルはローションのぬめりを利用して登坂の一物をゆっくり滑らかに飲み込んでいく。登坂の出し入れに逆モーションを取るように関口は密着したまま腰を動かす。二本二穴のとんでもない快楽刺激とその二本がすれ違う時の三重の刺激が電流となって髪の毛の先までくまなくそして強烈に流れていく。自分ではなく誰かが半狂乱で喘いでいるような声がだんだんと遠ざかって意識が薄れていくのだった。