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壊された扉から
【若奥さん 官能小説】

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過去からの使者-2

キッチンやリビングで家事をしながらもどこかソワソワと心が落ち着かなかった。やがて終了予定時刻に近づいた頃、上司格の男性が駐車場に停めた作業車に交換部品を取りに行くような事を告げ、部屋を出た。嫌な予感がした時にはキッチンで洗い物をする私の背後に登坂が近づいてきていた。

「奥さん、下着が浮かぶ白いスカートに巨乳を強調するピッタリニット‥以前は滅茶苦茶地味で内面を隠してたのに、今は淫らさを抑えきれてないんですか?」

そう言いながら両手のふさがった私の背中に体を添わせて激しく両乳房を揉みしだいてきた。体が強張り、拒否しようにも動かない。秒単位で黒い渦に自分自身が流されていく感じが体中を支配する。今朝確信犯的に付け替えた生地薄めのブラから鋭敏な先端への刺激で久しぶりの快楽へのさざ波が広がっていく。それでも、流されちゃダメっ‥と踏ん張っていると、登坂は今度はお尻を撫でまわし始めた。

「あの時はババ下着だったのに‥。こんな可愛い水色のパンティ透けさせちゃってっ」

ブラ同様、今朝確信犯的に履き替えた淡い水色のショーツに、体にフィットする白い薄手のプリーツスカートを合わせていたが、それを指摘され顔が赤い熱を帯びてくる。そのスカートを捲り上げ、股間に逞しい手を滑り込ませるとすぐに鋭敏な突起を探り当て、小幅なストロークで生地との摩擦で刺激を生み出していく。抗おうとする心とは裏腹に、体の反応で態勢が崩れたように装い、足を少し開いてお尻を軽く突き出して登坂が弄りやすいようにしてしまっていた。

「もう染みが出来てますよ」

股間に顔を近づけて、登坂が言い放つと私は思わず、恥ずかしい‥と口にしていた。下着の中に溢れてくる液体などとっくの前から感じていた。もしかしたら今朝下着を取り替えた直後から断片的に浮かぶ脳裏の映像に反応していたのかも知れない。しかし登坂の小刻みなストロークが最初の5倍ぐらいの速さになった頃には染み出した液体はダムの堰を切ったように溢れ出してる気がしていて、気付けば淫靡な渦の中心まで流され、もう抗えない‥と全面降伏に陥っていた。そうなると、もう登坂のなすがままにされるだけだった。体を反転させられて、前からスカートをたくし上げられたかと思うとそのままショーツをずり下げられて床に落とされた。もたれたキッチンに後ろ手をつかされると登坂はニットをたくし上げ露わになったブラを強引に引き下げて右乳房の全貌を引っ張り出した。すぐに乳首の先端を舐め上げられ、思わず声が出そうになり、左手の甲で必死に唇を押さえた。登坂は乳房への愛撫を続けながら左手で私の右足を担ぎ上げる。次の瞬間、二本指が私の穴に侵入してきた。はじめから卑猥な音が鳴りそうな程の潤いで溢れていた。登坂は巧みに指を動かして一瞬で私を淫靡な渦から快楽の海底へと沈めていく。もう押さえた手が意味をなさない程喘ぎ声を発していた。気持ち良すぎて何も考えられないほど脳内がぐちゃぐちゃになっていく。いっちゃうっ‥と、出ちゃうっ‥を同時に口にするような感覚の後、私の局部からベチャベチャベチャと大量に液体が零れ出し、太腿を伝って床に滴り落ちていた。私は深い呼吸とともに床に崩れるように座り込んだ。目を開けると天井に向かってそそり立つ登坂のペニスが眼前にあった。それを私の口元に近づけてくると自ら迎えにいくように無我夢中で口に含んだ。そしてご褒美をねだるように口の中で奉仕し、または舌を使って上目遣いに舐め上げたりもした。もう穴の奥が疼きでギュンギュンして止まらなくなっていた。口には出さないが目で必死に、欲しいっ‥と訴えかけた。しかし次の瞬間、割と大きな音がして玄関のドアが開いた。登坂は素早くペニスをズボンに収納し、私を立ち上がらせた。そしてキッチンから立ち去り上司格と廊下で話している。その時間稼ぎの間に私は服の乱れをなおして、ショーツをキッチンの引き出しに放り込み、流しのタオルでサっと床の液体を一拭きした。戻ってきた上司格の前では何事もなかったかのように過ごし、12時半になる頃には作業終了を告げられた。なんだか中途半端な気持ちのままだったが、どこかホッとしていた。ただ帰り間際になって、上司格が車に取りに行ったという交換部品は結局会社に忘れて来てたみたいで、上司格が明日にその部品の交換だけに来ると告げられたのだった。


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