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はじめての快感
【その他 官能小説】

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恋B-1

明るく目立ちたがり屋で顔も整っている信也くんはモテていた。
他校にも女友達がたくさんいたようだ。
私は、何も望んでいないと心に言い聞かせた。

学校で信也くんと鉢合わせるのはすごく恥ずかしくて
移動教室の時はドキドキした。
廊下ですれ違った時は、ニコっと笑ってすぐに下を向いた。
友だちが横でニヤニヤしているのが分かる。
少し離れると、きゃー!と友だちが叫ぶ。
恋をしていた毎日が輝いていた。
望まないと決めた心は時には苦しく時には楽だった。
私が信也くんを好きと言う事を信也くんは知っていた。

高校に入り2回目の夏休みだった。
家族が留守の日を狙い、何度か私の家で宿題をした。
ふざけてノートに書かれた落書きが宝物になった。
ずるい信也くんは、先に仕上げた私の意見文を丸写しした。
少し嬉しかった。

夕方になった頃だった。
なんでだろう。ベッドで横になりのんびりと信也くんはが持ってきたCDを聴きながらふざけ合っていて、信也くんは私のお尻をパチンと叩いた。「え!?」と驚き仰向けになって笑い合う。

「おしり見たら叩きたくなるんだよね」
「ドS〜!」と突っ込みをいれる。
信也くんは私の両手を押さえつけ上に覆い被った。
恥ずかしくて目を逸らす。
信也くんは何もせず見ているだけだった。
「え!?何?」と私が言うと
手を離してくれた。
自由になった私は信也くんの唇にキスをした。

「え!?」と信也くんはびっくりしていた。
「えへへ」ともう一度キスをする。
今度は軽く唇を挟むようなキスを何度も繰り返した。


信也くんはの手が私の胸を触る。
私は背中をうかして、自分でブラジャーのホックを外した。
Tシャツの中に手を入れ、胸を軽く揉まれた。

「ドキドキする、、、」と私がつぶやくと
信也くんは「ね。」と一言だけ言ったままキスを続けた。

乳首を優しく触れた時、「んっ」と声が出て恥ずかしくなった
だんだん気持ちよくなっていくのがバレないように、
意識を音楽に向けた。このCDってシークレットトラックがあるんだ、、なんてぼんやり考えていたが、
やっぱり気持ちよくて吐息が出ちゃう。
信也くんは私のショーツの中に手を入れた。

「すごいっ。ぬるぬるしている。」
とニヤリと笑った。
「待って待って」
私は慎也くんの手を掴んだ。

大好きになった人には純粋だったので。
感じている姿は恥ずかしくて見せたくなかったのた。
本当はすごく気持ちよくてもっと触って欲しかったけど、、、。


「もう暗くなっているよ」と声をかけ駅まで送ることにした。

胸がドキドキした。
ショーツはぐちゃぐちゃに濡れていていて気持ち悪かった。

信也くんとのエッチな出来事はこれが最初で最後だった。
その後も変わらず毎日メールをして、放課後たまに公園でお喋りしたり、、、。
一度だけ、付き合う?と言われたことがあったけど、
怖くて"うん"と言えなかった。
この関係が良かったんだ。

高校生の出来事だけど、今でも信也くんの夢を見てしまう。
夢の中の私は少し堂々としているよ。
またいつかどこかで会えたらと思う自分と、
綺麗な思い出でいたい自分がいる。

おしまい



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