side 詩織 １８-1
詩織は句美子達と別れて自宅に帰宅すると
手洗いをして台所に行き
米を研いで炊飯器にセットする
（お母さん達まだ来ないだろうし
宿題でも片付けてしまおう）
自室に戻り宿題を始め
１時間近く過ぎると時間を確認する
（６時前 そろそろ 炊飯器を動かそう）
台所に行き炊飯器のスイッチを入れ
自室に戻ろうとすると
玄関から母親の声が聞こえてきた
「ただいま」
「おかえりなさい 炊飯器は入れておいたよ」
「ありがとう それで夕ご飯は簡単にすませた方がいいよね？」
「うん パソコン作りに時間いるだろうから
ささっと食べ終えるものがいいなぁって」
「そう思ったから適当なお惣菜買ってきたわ」
「ご飯出来たらおにぎりでも作る？」
「それが簡単そうね そうしましょ」
「あと 明日だけど」
「うん？」
「お昼 カレー辺り どうかな？
人数的に８人になるから」
「あ ゆきちゃんやゆきちゃんの両親も明日いるのね」
「うん そう」
「なら カレーが簡単でよさそうね
詩織達がパソコン作ってるときに材料買ってくるわね」
「ありがと お母さん」
「それで 食介はするてしょ」
「うん その予定だけど」
「トイレ介助はどうするの？」
（お母さん…やっぱり気づいてる？）
詩織はちょっと焦った様子で砂織に聞く
「その…お母さんは…わたしが出来てるって思ってるよね」
「そうだねぇ 出来てそうだとは予想はしてるかな」
「………それで何も言わなかったの？」
詩織は母親が何も言ってこなかったことに驚く
「聞いても答えなかったでしょ？」
「そうだけど…くみこちゃんのお母さん
昨日…くみこちゃんがトイレ介助してることに驚いて
あれこれ聞いてきたのに」
詩織が話したことに驚いて目を大きく開くと詩織を見返しつつ
「昨日 なにかあったの？ お母さん聞いてないんだけど」
「教えてなかったし…」
「詳しく知りたいから詩織の部屋に行くね」
砂織はお惣菜を冷蔵庫に入れて自分の荷物を寝室においてくる
詩織は一足早く自分の部屋に戻りつつ椅子に座って待ってると
砂織がやってきて入ってくると扉を閉める
ディスプレイが載っている机に飲み物をおくと
「詩織も飲むでしょ」
「ありがと」
詩織はコップを手に取り一口飲むと机に置いて
話を続ける
「昨日は料理教室はしたけど
ゆきちゃんが学校休んだから宿題とかプリント渡すために
くみこちゃんのお母さんに頼んだの」
「ゆきちゃんのところに行くのが主目的だったの？」
「わたしの方はね」
砂織は詩織の言葉に首をかしげる
「わたしの方は…と言うと？」
「くみこちゃんもついて行ったから」
「どういうこと？」
「昨日 朝昼とおさむくん なにも食べてなかったから
料理教室で作ったお焦げパスタ持って行って食べさせたの」
「昨日はパスタ作ったのね お焦げパスタ…どんなのか気になるところだけど
どうして…おさむさんなにも食べてなかったの？」
「嫌なことあると食べなくなるから」
「あ…精神的な問題なのね」
「うん 予想していたからくみこちゃんがついて行って」
「食べさせたと…おさむさん くみこちゃん好きなんだし
くみこちゃんの言うことなら聞くってことね」
「うん そう」
「それで…トイレって？」
「パスタ食べさせたあとだと思うけど
おしっこ我慢していたみたいでもじもじしていたのを
くみこちゃんがみて」
「トイレに連れて行ったという事ね
いつもやってるから気にせずトイレ介助しようとしたのね」
「うん ただ、くみこちゃんのお母さん その場にいたから」
「ちひろさん 驚いたでしょ」
「かなりね くみこちゃん その場で秘密にして貰って
トイレ介助みせたの」
「経緯はわかったわ それで…ちひろさんはいろいろ聞いたのね」
「うん 帰りの車の中でもわたしにも聞いてきたし」
「なるほど…そりゃあ、トイレ介助してるわけだから
男の人のおちんちんは見てることになるから
色々気になるからね」
「お母さんは…５／１０におさむくんとあった日
車の中で…わたしにも聞いたでしょ」
「そうね 答えてくれなかったから聞かなかったけど」
「おちんちんみてること予想していたのに？」
「まぁ…うん そうね
おさむさん ロリコンでしょ？」
「うん」
「詩織かおちんちん触ったりしてかたくなったりするよね」
「うん」
「そう言うとき どうしてるのかなとかは気になるけど
教えてくれる？」