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姉弟姦係
【姉弟相姦 官能小説】

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たくさんの好意-7

 「惜しかったね。悪い試合じゃなかったけど…ね。」
実際、点差は開いたが、そんなに悪い内容ではなかった。ではなぜ負けたか…、それは誰が見ても一目瞭然だった。
 「秋山が…、ちょっと調子を落としてるから…。」
見ていて日菜もそれには気付いている。
 「体調わるいのかな…?」
 「なーんかね…。部活ん時ばっかじゃなくて、最近元気ないんだよね。体調ってより、何かに悩んでるような…」
 「心配だね。」
 「うん…」
あのまま会話をしろと言われても何を話していいか分からなかった優香はホッとして2人の話を神妙な顔つきで聞いていた。
 「聞いても教えてくれないし、あんだけ野球が大好きで部活とかメッチャ楽しそうにやってたのに、最近口数も少なくて。」
 「秋山君が元気にならないと、最後の大会、厳しいもんね。」
 「それもそうなんだけど、それより俺、あいつ自体が心配なんだよね。親友だから…」
心から心配している様子の健斗に優香は感心した。
 (最後の大会より親友の事を心配するなんて、素敵だなぁ…)
少しうっとりしながら見つめてしまった。
 「ん?」
あまりにも優香の視線が強すぎて健斗が気付く。
 「あっ…」
優香は慌てて視線を外すが、ソワソワして顔を赤く染めた。健斗も視線が合ってしまい照れ臭くなる。恋愛素人ながらにも分かる。好きな相手を見つめる類の視線が。
 (あの人、俺の事、好きなのかな…)
自惚れではないがそう思った。可愛い女子が自分に行為を抱いていると気づくと、男のベクトルは少なからずその子に向くものだ。
 (きっとこの人と付き合ったら、楽しいだろうなぁ…)
そう直感した。日菜のおかげでセックスの経験は積みだいぶ慣れたつもりだが、恋愛に関しては全くの未知なる世界だ。この気持ちをどう処理してどう行動したらいいか分からなかった。
 (あれ?健斗もまんざらじゃないみたいね♪もしかしたら両想いかな…?)
健斗と優香が両想いになるであろう事に全く嫉妬感はなかった。それはセックスはしてるが、姉弟である証明だと思った。むしろ2人が付き合ってくれたらいいなぁ、そう思っていた。
 「じゃあ私達、行くね?」
日菜がそう言った。
 「あ、ああ…。今日はありがとね?見に来てくれて。立花さんも、ありがとうございます…」
 「い、いえ…、大会も観に行きますね!」
 「は、はい、ぜひ…」
最後まで照れていた優香は日菜に戯れ合う素振りを見せながら帰って行った。
 (か、可愛い…)
姉以外に胸をときめかせた初めての人であった。


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