たくさんの好意-2
日菜の人気は学生だけではない。若い男性教師達も可愛い学生の話題で盛り上がっている。教師の笠原隼也と青嶋誠は帰りに居酒屋で一杯引っ掛けながら教師から離れた会話をしていた。
「しっかし東堂はやっぱ可愛いな。」
「ああ、群を抜いてるよな。もー天使みたいな美少女だよな。」
「ああ。母親も相当な美人らしいよ?担任の木島先生が言ってたよ。家庭訪問行ったらすげー美人だったって。」
「遺伝かー。俺、そっちも気になるな。」
「実際父兄とデキちゃう教師も珍しくないから、ワンチャン可能性あるかもよ?」
「あいつかー、竹原先生!高山の父親と不倫してるって噂あるよな?」
「夜に磯山公園の駐車場でカーセックスしてるとか噂、有名だよな。多分マジだぞ?」
「ああ。知らねーぞー?そのうち大問題になりそ♪」
「しかしなー、あの真面目な竹原先生が父兄とカーセックスとか、見かけによらないよなー。」
「やっぱ教師ってストレス抱えるだろ?だからちょっと相談に乗って優しい言葉をかけられるとコロッといっちゃうって聞いた事あるぞ?そのクチじゃん?」
「じゃあ俺も相談に乗ってやったらヤらせてくれるかな??」
「試してみれば?父兄よりも同じ教師の方がストレス、分かち合えるんじゃん?」
「かなー??ちょっとチャレンジしてみるか!お前もやる??」
「俺はいいよ、誰かまた女子生徒のセフレ見つけるから。」
「あー、お前も酷いよな。散々遊んだ清水由香里を卒業したら即ポイだもんな!処女まで奪っておきながら。」
「だって女子高生じゃなくなった清水には興味ないもん。やっぱ制服着た正真正銘の女子高生じゃなきゃな。あっちも生徒と教師の禁断の恋に盛り上がってただけだろ。すぐに彼氏作ってソイツとアンアン楽しんじゃうよ、きっと。」
「ほんと、お前は女子高生大好きだよな、青嶋。じゃあやっぱ東堂を狙ってんの?」
「ああ。でもアイツは隙がないからなー。男と話してるトコもあんま見た事ないし。ヤれたら最高だけど、可愛すぎて気を使いそう…、色々と。」
「確かに。俺達みたいな下品な人間が近づいちゃいけない雰囲気あるよなー。」
「そうなんだよ。だから三年の島田朱音狙おうかなって。アイツ、ちょっと俺に気がありそうだし。あと8,9ヶ月もすりゃあバイバイ出来るし。」
「相変わらず鬼だな!」
そんな会話で盛り上がる下衆教師2人だった。