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先生は僕らの女王様
【教師 官能小説】

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女教師、淫具で強制開発。-6

*



金曜日。

明日も来い、と言われ、馬鹿正直に来る必要はないと思われたがーー突発的に行動する翔が、激昂して何をするかわからなかった。
大人しく従っておいた方がいいという思考になってしまう。

一人だけ教員が来ていたが、その教員に挨拶をし、他には誰もいない職員室に荷物を置いて、進路指導室の鍵を取ろうとする。

既にーーあるはずの鍵がなくなっている。

翔がもう、来ているのだろう。
これから行なわれることに、胃がしくしくと痛み、胃の中のものが逆流しそうになる。

由美香は何とか、進路指導室に向かった。

ーー案の定開錠されており、いつも由美香が座る席に翔が座って待っていた。
くるり、とキャスターの力を使って振り返る。

「先生、鍵閉めて、こっち来てください」

「わ、わかった……」

白のゆったりとした前開きのリネンシャツに、グレーのタイトスカート。
歩いてくる由美香を見て、ごくり、と唾を飲み込む。
由美香も、自分が舐め回されるように、体を見られていることがわかる。

翔は立ち上がって、近づいてきた由美香に、椅子に座るよう促した。
由美香は恐る恐る、椅子に座り、目線を合わせるために、かがむような姿勢を取る翔と向き合う形になる。

「来てくれて、嬉しいです」

「こ、来ないと……堀尾くん、何するか……わからないもの……」

顔を逸らしつつも、由美香は正直に打ち明ける。

「そうですよね。僕も、自分にこんな一面があるなんて思わなかった。
こんな気持ちの悪い奴だなんて……先生にこんなに執着して、先生に嫌われるようなこと、すると思わなかった。先生は、なるべく優しくしてくれようとするのに」

「なら、こんなことしないでよ。ひどいことしないならって……あたし、ちゃんと約束したじゃない」

「ーーわかってる。でも、先生への気持ちが止まらないんだよ」

由美香の顔に、翔の顔が近づく。

「キス、して」

翔は由美香が座る椅子の隙間に片膝を乗せて、由美香の両肩に手を置いている。
由美香の甘い香水の匂い。
ゆるくパーマのかかった髪の毛からは、いつものシャンプーの匂いがする。

教科も異なり、ここに採用になった頃には、ほとんど関わりのなかった彼女との出会いは、彼女が進路指導部に配属になった五年前だった。
お堅そうなイメージのある由美香だったが、関わりを持つようになってから、自分が担任をするクラスなどの生徒に聞くと、とても評判が良かった。

そして自分たちにも、進路指導のことは分からないからと年齢など関係なく、積極的に質問をしてくれた。

あれほど人に興味がない拓真でさえ、由美香を慕った。
何かあった時には自分から言わずとも、気づいてくれた。

彼女は、自分たちが仕事をするにあたって、なくてはならない存在だった。


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