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生贄の人妻
【熟女/人妻 官能小説】

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エピローグ-1

麻衣は キッチンから 談笑する8人に笑顔を向け 

ふと あれほどまで 憎んでいた 
森の顔を、姿を 森のマンションの部屋を思い出した 

久美子の話を聞いて 傾いていた心が憎しみに変わり 
嫌悪した心で接した日々
1年前の5月 嫌な思いを振り切って 訪れた25階の部屋
窓の下の 街中の風景が浮かんで来る

何時も 森は嬉しそうに笑顔で麻衣を迎え 
玄関で リビングで 寝室で キスをされ
おぞましさを 我慢して受入れ 猛った物を
目の前に晒して 麻衣に口の奉仕を求め
夥しい白濁を 喉奥注がれ 
飲み込む様に言われた日々

何時からか

部屋を訊ねる事が 嬉しく成り 膣を濡らして
エレベーターの表示を見る様に成った それはあの日

森が麻衣の胸に顔を埋め 震えた夜から
麻衣の中に 森に対しての 愛しさが芽生えた日

何人もの男達に 麻衣を提供して その姿をカメラに収め
人身御供の様に 会社の偉い人に抱かれた日々
接待から 帰ると 森は全身を丁寧に愛撫して
麻衣が 望むまで 愛撫を繰り返し 求めた時に
与えられ意識を失った快感 
森の胸の上で荒い息を上げ 呼吸を整えようとしている時に
囁かれた 俺の許に来てくれと言われて 心を揺るがせた日
森の部屋で リビングで 寝室で 浴室で
そして キッチンでお皿を洗っている後ろから
足を開かせ 膣に太い舌を埋め
大きな肉棒が 蹂躙して 我を忘れ はしたない声を
上げ続けた部屋 意識を手放して 全裸の体から
白い物を流したまま 体を投げ出していた日々

嫌って
憎んで
憎悪して
それでも 何処かで・・・・

顔を上げ8人に 笑顔を向けて 
今の平穏を噛みしめ

・・・それでも ・・・・・

・・・ 思う・・・・

・・・不可能な事は わかっている・・・・
・・・戻れない事が わかっている・・・・
・・・帰れない事も わかっている・・・・

・・・それでも 何処かで 願う自分がいる・・・

・・・もう一度 訪れたい あの部屋へ・・・・

・・・ あの時の あの部屋へ ・・・・

    ・・・・ あの 部屋へ ・・・

                        完


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