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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side 詩織 17-1

自宅に帰り荷物を部屋に置くと
詩織は台所に行き米を研いで炊飯器にセットする

(スイッチはまだいいかな?)

一通り終わったあと
時間を確認する

(6時過ぎちゃってるね
 とりあえず、宿題してしまおうかな)

自室に戻ろうとすると
玄関からチャイムが鳴る

(宅配かな?)

ハンコを取り出しつつ玄関にむかいながら声を出す

「はーい 今行きます」

玄関にやってきて扉越しに話しかけると

「宅配です」
「はい、今あけます」

扉を開けて配達員の方と言葉を交わして
ハンコを押したあと
配達員に

「邪魔にならないところにおいて貰えると助かります」
「それでは、失礼します」

配達員にダンボール数箱を家の中に運んで貰い

「ありがとうございます」
「いえいえ それでは…」

配達員は頭を下げたあと
外に出てトラックに乗り去って行くのを見届けたあと
玄関の扉を閉めて鍵をかけたあと
自室に戻ると宿題をはじめる

しばらく宿題をこなしたあと
一段落したところで詩織は幸子のことを考えていた

(ゆきちゃんって学校では優等生のイメージあるけど
 学校でのイメージとおさむくんに対する態度と
 かなりギャップあるよね
 泣いてばかりいるし…すぐ怒るし
 学校では見せたことのない姿ばかり…)

「ふぅ…」

詩織はため息をつきながら遠くを眺めるようにする

(おさむくん このままゆきちゃんを
 拒絶し続けるのはまずいよね
 どうするのがいいのかなぁ
 ゆきちゃんが割切ってくれるのが1番なのに
 それが出来ないから…)

「困ったなぁ…」

(わたしは無理矢理混ざった立場だし
 あんまり強く言えないけど
 やっぱりみんなで仲良くが1番だよね
 ゆいちゃんもくみこちゃんも
 おさむくんを独占しようとしてないから
 仲良く出来てるわけだし
 ゆきちゃんが…割切ってくれるなら
 みんな困らないと思うのに)

考え事をしていると
玄関から砂織の声が聞こえてくる

「ただいま」

詩織は宿題をいったんやめると
玄関にむかいながら

「おかえりなさい 炊飯器はスイッチ入れるだけにしておいてるから」
「あ ありがとう 助かるわ」

砂織は荷物を部屋に置いてくると
詩織と二人で夕ご飯の支度をするために台所に向かいながら
詩織に話しかける

「明後日 予定通りでいい?」
「うん 平気だとは思う ただ…」

砂織の問いかけに迷いながら答える
娘が迷ってるのを見て

「なにかあった?」
「昨日 おさむくん 不安定になったから」
「え?」
「それで今日 くみこちゃんと二人でくみこちゃんのお母さんに
 車に乗せて貰っていってきたところ」
「そうなのね 大丈夫なの?」
「みた限りは落ち着いた感じかな くみこちゃんが落ち着かせてくれたようだし」
「そう もしかして食べてなかったの? 今日」
「うん 朝も昼も食べてなかったみたいだから
 わたしとさゆりちゃんが料理教室で作ったパスタ持って行って
 くみこちゃん食べさせたみたい」
「なんか くみこちゃんが色々してるよね」
「ゆいちゃんは忙しいから会いに行けないみたいだし
 時間あるのはわたしとくみこちゃんになっちゃうからね」
「詩織としては…どうなの?」

そう聞いてくる母親を見て
ためらいつつも

「出来たら…わたしにもいっぱい甘えてきてほしいなとは思うよ?」
「やっぱりそうなのね」
「まだまだ わたしに対してはそこまで心開いてくれてないから」
「そっか…」
「頑張るつもりだけど お母さんいいの?」
「いいのって?」
「歳の差とかあるでしょ?」
「あー うん そうだね 詩織がそれでもおさむさんのこと好きなんでしょ」
「うん だから料理も出来るようになろうとしてるし
 パソコンもそう」
「それなら反対とかしないから
 でも、えっちなこととかは…妊娠だけは気をつけてね」

母親がそんなこと言ってきたのを聞いて
赤くなりながらうろたえてしまうと

「え? え? 妊娠は気をつけるつもりだけど
 えっちなこと…反対しないの?」
「だって 介助してるんでしょ いろいろと」
「それは うん 食介以外のことわかったの?」
「なんとなくね お父さんには言わないから安心して」
「ありがと でも、妊娠は気が早いよ?」
「それはそうだけどね さて、夕ご飯の支度はじめましょ」
「う…うん」

(うぅ お母さん トイレ介助とかもしてること
 予想していたのには驚き
 はぁ…妊娠は気をつけるけど
 エッチしていることも薄々感づいていたのには
 気をつけなきゃ はぁ…)


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