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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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おさむの様子 4-1

おさむの部屋
いつものようにパソコンの画面の前に座ったまま
画面を眺めているが
精神状態が悪いため落ち着こうとして
句美子の動画をずっと再生していた

『好き嫌いしたら めっ!だよ』

動画から句美子の声が延々と流れている

(今日は朝も昼も食べてないし
 きっと くみこちゃん怒るだろうなぁ
 くみこちゃんだけじゃなくて
 みんな…か
 ゆきちゃんのLINE スルーしちゃってるし
 ゆきちゃん悲しませてるよね はぁ)

句美子の動画を眺めながら
あれこれ考えて落ち込んでいると
扉を叩く音が聞こえ中に誰かが入ってきたのを感じ取り
ふりむいみると句美子とちひろが
そこにいて驚いて声を出すおさむ

「え?」
「驚かしちゃったかな? こんばんは」
「こんばんは 今日はわたしが運転してきたの」

句美子とちひろがおさむの近くに座りながら
話しかける
そのあとパソコンの画面を二人が見て

「おさむくん わたしの動画みてたの?」
「句美子? これ? なに? 句美子の動画だよね
 おさむさんにわたしたの?」

ちひろが句美子に困惑しつつ問いかけてくると
ばつの悪そうな表情になりながら

「わたしが自撮りしてわたしたものだけど
 叱ってる動画だね」
「どうして 叱りつけてる動画なの?」
「おそむくん こういうの欲しいって言うから」

句美子の説明に頭を抱えてしまうちひろ

「小学生の子に叱って貰いたいとか…どうなの?」

おさむを見ながらため息をつくちひろ

やっぱり あきれる?

句美子が空書を読みながらちひろに伝えると

「そりゃ…呆れるけど まぁ、いいわ」

それで どうしているの?

「あ うん しおりちゃんがゆきちゃんに
 宿題の範囲とかプリント類わたしにきたから
 それで お母さんに車頼んで わたしもついてきたの
 もちろん わたしはわたしでおさむくんに用事ね」

もしかして
たべてないから?

おさむは句美子達が持ってきたお盆に目をやりながら聞く

「うん 食べてないこと予想していたから」

やっぱりわかるのね

「そりゃ、毎回のことだもん いやなことあると食べないの」

ごめんなさい

「ううん 動画見ていたのって…食べてないから気にしていたの?」

おこられるっておもってた

「そっかぁ」

おさむの頭を撫でながら

「少しは食べれる?」

すこしなら

「じゃあ、食べようね 持ってきたのはパスタ
 さゆりちゃんが作ったものだよ?」

句美子の様子を見ながら
ちひろは娘がこんな大人になってるのに
驚きつつも少し嬉しく感じながら

「句美子 おさむさんのこと
 こんな感じに接しているのね」
「甘えん坊だから…」
「そうだねぇ 句美子が大人にみえるわ
 それで…どうやって食事介助を?」
「あ うん 今からするね おさむくん 食べよう?
 はい、あーん」

句美子はおさむに持ってきたパスタを食べさせはじめる

くんせい

「うん 燻製ぽい感じになってるね どう?」

たべたことないから
しんせん
おいしい

「おいしい? よかった …あーん」
「句美子 こうやって食べさせてるんだね」
「うん あーん…言うのは癖になってるから
 そのことに関してはあまり突っ込まないで」
「あ うん わかったわ」
「足りる? 一人分をゆきちゃんと半分にしてるから
 少ないと思うけど」

たりる
よるにあやちゃんがおにぎりもってくるって

「あやおねえちゃんも心配してるんだから
 持ってきて貰ったのはちゃんと食べないと めっ!だよ いい?」
「うん」

句美子がおさむに諭しているのを横で見ていて
ちひろは呆れつつ

(おさむさんって…ほんとに子どもだよね
 むしろ娘の句美子の方が大人だなぁって感じちゃう)

「句美子 毎回 こういうことしてるの?」
「あ うん そうだよ?」
「これは…さすがにお父さんには言えないね」
「だから内緒にしててね」
「わかったわ」

パスタを食べさせ終えた句美子は
持ってきてある薬をおさむに飲ませると
コップを足下におく
おさむは烏龍茶を飲み干すと

あしたは

「明日? お昼ご飯?」

なにつくってくれるの

「なにたべたい?」

めん

「わかった 野菜多めの塩 みそ どっちがいい?」

しおで

「明日ね」
「ねぇ? 句美子 かなり甘えてない?」
「だから甘えん坊さんって言ってるでしょ お母さん」
「そうなんだけど 予想以上だから」

くみこちゃん

「うん?」


おさむはちひろをちらちらとみながら
もじもじしている

(おしっこしたいけど くみこちゃんのお母さんいるし)

「もしかして おしっこいきたい?」

おさむの様子を見て句美子が
おさむに問いかける

「うん」

おさむが返事をすると
句美子はちひろの方をみながら
迷いながら言う

「お母さん これも内緒にしてね」
「えっ? まさかと思うけど…おしっこ介助?」
「うん いやだよね?」
「それは さすがに…と思う 親としては」
「うん それが普通の反応だよね」

おかあさんにたのむから
がまんするし

「がまんしていたよね ずっと」


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