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先生は僕らの女王様
【教師 官能小説】

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女教師、同性後輩との癒されセックス-2

「こ、これ……着てください」

部屋着としてTシャツとハーフパンツを渡す。清香はそれと引き換えに由美香の着ていた服を受け取ると、それを持って洗濯機のある脱衣所に向かった。

何とか自制をして、自らシャワーを浴びている間に洗濯機を回しておき、洗濯が終わってからリビングに戻る。

由美香はカウチの上に横たわっていた。

「先生、浴室乾燥かけてるから、明日には乾きます。眠たかったら、ベッド行く?」

時刻はまだ二十時すぎだが。

由美香は起き上がって、こくり、と頷いた。

清香も一緒にベッドに入ると、由美香が自ら清香の髪の毛を撫でてきた。

「今日、ありがと……一時間くらいかけて帰ると思ったら、何か途方にくれちゃって」

「この間、熱……出したばっかりだし、まだ体調悪いんじゃないですか? 先生が頼ってくれたら、嬉しいです」

ベッドの奥にいる清香が、左手で由美香の胸元に垂れた髪の毛に触れる。
いつもの匂いに触れたくて、清香は体を寄せて、由美香を抱きしめた。

服からあんなにも香水の香りが漂っていたのに、彼女の体からは香水の匂いがほとんどしなかった。

どくんっと心臓が強く動いた気がした。

いつもならシャワーを浴びてから清香のベッドに入るのに、それをしなくともよい理由ーー疲労困憊だからかと思ったが……


(どこかで……シャワー浴びてきたの……?)


何か、性的な気配を感じて、清香の中にむくむくと嫉妬心が沸き起こってくる。

「疲れてて……寝ても……平気……?」

その言葉に清香は、由美香の胸元で顔を上げる。

「も、もちろんです……。すみません、気が使えなくて」

「そんなこと思ってないよ。ありがと」

清香の心を知らずに、由美香は何の気なしに、清香の額に唇を押し当てる。
心の中にもやがかかったまま、だが昼間に出かけた疲労で、清香もそのまま眠ってしまったのだった。




*



明かりをつけたまま眠ってしまったらしい。

由美香の体に抱きついたままの体勢だった。
ゆっくりと体を起こし、カウチの辺りに置きっぱなしにしていたスマートフォンを確認しに、由美香をまたぐ。

夜中の一時だった。結構眠ったらしい。

用を足したり、粘ついた口の中をゆすいだりした後、また眠りにつく準備をしようと、キッチンでハイボールを作ってグラスをテーブルに置いた。

今の気持ちのままだと、由美香に何をするか分からなかった。
だから、酔って、またすぐさま寝てしまおうと思った。

急に体内を伝うアルコールが、喉を熱くさせる。

「美味し……」

喉も渇いていたのだろう。喉越しの良い炭酸が体に染み渡る。

酒を飲みつつ、由美香が何故この最寄りにいたのかを考えてしまう。
翔も拓真も、清香の自宅から近いとはいえ、最寄り駅は同じではない。
そして、この辺りはただの住宅街で、休憩があるようなホテルはすぐ側になかった。由美香のことだから、生徒に見られては困ると、どちらかの自宅に行くという不用心なことはしないだろう。


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