第3話 自分から・・・-1 「ひ、ひどい・・・」 唇を噛んで呟きました。 頭に両腕を組んで。 男が見上げています。 仰向けに寝転んで。 私をあざ笑うかのように口元を綻ばせている。 ゴクリ。 私の喉が小さく上下しました。 隆々と反り返す。 ペニスに。 涙ぐむほどの私の表情を。 動揺を楽しむように。 男は。 待っているのでした。