杏奈の気持ち 〜 秋陽 〜 杏奈と健-50
「あっ!ん···なっ!」
そう言って健はブルブルと身体を震わせます。
健のモノはアタシの中でとても大きく脈打っていました。
それは鼓動より大きくドクンドクンと動いていました。
その度にアタシの中へ熱いものが注ぎ込まれ、「熱いの入って来るぅ〜。」と口にせずにはいられませんでした。
健はアタシの脇から腕を回し、肩を引き寄せるようにしてアタシを抱きしめてくれました。
健の脈動を感じては、アタシは「ンッ!ンッ!ンッ!」と声が漏れてしまいます。
健はアタシに突き立てたまま腰をブルブルと震わせていました。
そしてアタシに体重をかけまいと浮かしていた腰が力を失うようにアタシに乗ってきました。
健の全体重がアタシに乗ると、それはとても温かく、アタシを満たしていきます。
それはとても幸せを感じる重みでした。
人を愛する。
人に愛される。
そんな重みさえ感じる幸福感に包まれていました。
やがてアタシの中にあった健の大きなモノが少しずつ小さくなっていく感触が伝わってきます。
「アアッ。健のが···」
思わず口をついて出てしまいました。
「激しかったからね。ギャップがスゴいよね。」
健も残念そうに呟きます。
アタシはその健の声にいらない事を言ってしまったと申し訳なく思い、「ホント激しかった。壊れちゃうって思ったもん。失神までするし。健、スゴ過ぎ。こういうの、絶倫とか言うのかな?」と言いましたが、それは気遣いから出た言葉でした。
「絶倫とかよくわかんないけど、僕は杏奈に気持ち良くなって欲しい一心だったから。」
健の言葉はとてもアタシを感動させました。
ホント、いつも真っ直ぐ。
そんな気持ちが過ぎりました。
「健···」
アタシは一瞬、言葉に詰まり
「アタシも一緒♪」
と答えていました。
アタシはアタシのために激しい運動をしてくれた健を労いたくて、健のモノを自分から外しました。
そしてベッドヘッドにあったティッシュを数枚引き抜くと、それを纏めるようにして、股間に当て、蓋をしてから健をアタシが寝ていたところへ仰向けになるよう促し、アタシは健のモノに纏わりついていた白濁したアタシの愛液も健の精子も全て綺麗になるまで舐め取りました。
それはアタシに出来る最大の労いだと思い込んでいました。
アタシはそれだけで笑顔になれたし、健もその姿をジッと見つめながら優しく微笑んでくれました。
アタシは健のその優しい笑みに惹かれるようにチュッ!と唇にキスをしてから、健が誘うように拡げてくれた左手に寄り添うように横になり、頬を健の逞しい腕に預け、そっと目を閉じました。
全てが満たされた。
そんな思いしかありませんでした。
アタシは健の腕から伝わって来る体温と脈動に安心感を感じながら、深い眠りへと引き込まれていきました。