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杏奈の気持ち 〜 秋陽 〜 杏奈と健
【姉弟相姦 官能小説】

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杏奈の気持ち 〜 秋陽 〜 杏奈と健-48

「確かにね。気を失ったのかと思った。」
そう健が言った時、やっぱりアタシを受け止めてくれたんだ、と実感しました。

「たぶん···一瞬だったかもだけど、飛んだんだと思う···だってブラックアウトしたもん。」

アタシも自分の身に起こったことが未だに信じられませんでしたが、感じたことを素直に健に伝えました。

「お花畑にいたよ。」

アタシは少し健をからかいたくなりました。

「えっっ?!」

健は凄くビックリしていたので、言い過ぎたと思いました。

「ウソ、ウソ。それはナイ。」

冗談だよ、と促すと健はスゴく安心した顔になりました。

「セックスで失神とか、聞いたことはあったけど、ホントにするんだね。」

アタシも健の顔を見て安心し、未だに自由の利かない身体を感じ取り、実感していました。

「僕、それ初耳。」

健はセックスで失神するとかは知らなかったみたいでした。
アタシはそうなんだ、と思いながら、聞いた話について語り始めました。

「ある意味、女子会なんかのほうが、下ネタはエロいって言うからね。高校ん時の友達なんかと女子会すると、そういう話で盛り上がるんだよね。誰々がどうしたとか、平気で噂話するから。」

健には少し刺激が強過ぎるかな?と思いましたが、健は「そうなんだ···」と興味は持ったようでした。

「そこで友達の友達がセックスで失神したとか言ってて、イヤイヤ、それはないでしょーとか言ってたの。」

「そしたらアタシが失神しちゃうなんて、笑っちゃうよね。」

アタシは可笑しくなってウフフと笑ってしまいました。

「そういえば、大学の同期とか、高校の同級生とか、けっこうアタシも女子会するけど、イクっていうのも、稀な事らしいよ。」

「えっ?!」

健はスゴくビックリした顔で、ものすごく食いついて来た気がしました。

「みんな、AVなんかで女の子、イクイク言ってるけど、全然イケないよね、って話してた。
AVなんて嘘っぱちだよ。絶対演技だって。」

そうアタシが答えると、健はショックを受けたような顔をして、「マジか···アレって演技なのか···」と驚きを隠せないようにして口にしていました。

「少なくとも私の周りには二人くらいしかイッたことあるのっていなかったな。それも最後に感極まって、一回だけとか。」

それにも健は「ふぅ〜ん。そんなもんなんだ。」と興味深気でした。

「その時って、アタシ経験ないから〜とか笑ってたけど、そしたら、アタシがイキまくりだもんね。自分でもビックリだわ。」

アタシは自分が可笑しく思えてクスクスと笑ってしまいました。

「たぶん、アタシと健って、身体の相性もスゴくいいんだろうね。だって健に抱かれてると、気持ちも身体も満ち足りた感じ、するもん。」

そう実感を口にした時でした。
絶頂の余韻から完全に覚め、健の顔をマジマジと見ると、それはビックリするほど汗にまみれていたのです。

「ヤダッ!健、スゴい汗じゃん!」

アタシはすぐにフェイスタオルを手に、健の汗を拭っていました。

健はタオルを当てる度に気持ち良さそうに顎を上げて首元も拭きやすいようにしていました。

アタシの脳裏には、あの夜の運動公園で、健が自分を追い込むために速く走ったり、ゆっくり走ったりと大量の汗をかいていた事が浮かんで来ていました。

アタシはその競技場の一番上の隅っこでいつもその練習を見ていました。

流れる汗を見ては、「あの流れる汗をアタシが拭いてあげたい。」

そんな衝動に駆られていたのです。

それがこんな形で叶うなんて···

流れ落ちる汗をアタシが拭ってあげている。

ただそれだけの事なのに、とても満たされた気持ちになりました。

「アタシ、健の上でピョンピョン跳ね上げられてたから、スゴい運動量だよね。」


思わず口から出た言葉でした。

「ん〜。そうだね。50メートルダッシュ、3本くらいかな?」

健は余裕の表情でそう答えました。

えっ?50メートル走を3本も全力疾走するの!?
アタシはビックリでした。

「そんなにっ?!」

驚きが大き過ぎて大きな声が出てしまいます。

「アタシなんか一本でもヘロヘロになっちゃうよ。」

素直にそう思いました。
男性のセックスって大変なんだ···
そう思いました。

アタシは···と考えた時
「そう言えば、アタシったら、今日、人生イチ大声出してるかも···」
そんな事しか思い浮かびませんでした。

健の胸やお腹も汗でいっぱいだったので、アタシは健の腰に座るようにして手の届く範囲の汗は全て拭き取りました。

上から見下ろす健の細マッチョな身体がとても逞しく思えて、アタシはジッと見つめていました。

アタシはそのまま両腕を拡げ伸ばし

「健。抱きしめて」

と自然に声が出ます。

健は笑顔でそれに応えてくれて、健は上半身を起こしてアタシをそっと、そして力強く抱きしめてくれました。

対面座位の形でアタシたちはとても深い口吻をしました。
それはとても情熱的に舌を潜らせ、顔を右へ左へと移し変えながら、複雑に舌を絡ませます。

アタシが舌を突き出すとチュパチュパと吸い、健の熱が伝わって来ます。
お互いの舌を舐め合い、唾液を入れ替え、そして抱きしめる。
それを何度も何度も繰り返します。


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