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杏奈の気持ち 〜 秋陽 〜 杏奈と健
【姉弟相姦 官能小説】

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杏奈の気持ち 〜 秋陽 〜 杏奈と健-46

それはAVでもボカシが入って実際には見えなかった部分なので、とても厭らしいものでしたが、アタシの中へ健が入ってる。
出し入れする事でアタシは幸せなほど快感を感じていると思うと、厭らしさより愛しさのほうが勝っていました。

アタシがそれを見始めると健は動きをゆっくりに戻し、一緒にその部分を眺めている事さえ楽しんでいるようでした。

そして健は「厭らしいね。」と呟きました。

アタシも「うん。スゴく厭らしい。」と答えましたが、「今まで厭らしいって言葉は嫌な意味だと思ってたけど、違ってた。」と素直に思った事を言葉にしました。

厭らしいって言葉は想い合う二人にはコミュニケーションの言葉なんだ···

そんな事を思っていました。

アタシは再び健に気持ち良くなって欲しいと思い、そこから自分でも動こうと思い、健の上で跳ねるように身体を上下させました。

健が膝を立ててくれていたので、その健の膝の上にアタシの手を添え、四股踏みのように足に力を込めて健の上で上下していました。

すぐにアタシは「アッ!アッ!アッ!」と奥に当たるタイミングで声を上げてしまいます。

健に気持ち良くなって欲しいと始めた運動なのに、すぐにアタシのほうが気持ち良くなってしまいました。

「アッ!スゴい!健!健!気持ちいいっ!気持ちいーよーっっ!」

健もアタシの動きに合わせて腰を強く突き上げてきていました。

二人の動きが合わさって、とんでもなく気持ち良い快感がアタシのお腹を締め上げるように訪れます。

それは背中を突き抜け、頭の芯に届いてきます。

健の両手がアタシの前へ突き出され、アタシはしがみつくようにその両手を掴み取り、指を絡めました。

その瞬間でした。

健は今まで以上の速さで細かくアタシを突き上げて来ます。

アタシは健が繋いでくれた両手に体重をかけ、足は踏ん張るようにするだけでした。

健のマシンガンのような突きはすぐにアタシを絶頂の扉の前へと運びます。

喘ぎ声も「アアアアアッ!」と震えるような声しか出ません。

それまでにない、何かに吸い込まれていくような意識の感覚が迫ってきました。

アタシはそれに吸い込まれ、とても高い所へ昇っていく感覚に襲われます。

子宮がグッと縮まったような感覚が伝わってきた時でした。

「健!健!ヤバい!おかしくなっちゃう!ヤバいよ!ヤバいっ!」

アタシがそう叫んだ、その時でした。

アタシの頭の中で高い所から滑り落ちるような感覚と、パァ!と白く光るとても大きな光が見えました。

「ア"ァーッッ!イックッ!」

そう言った瞬間に真っ白な世界しか感じなくなりました。

そして暫くは何も感じない世界にアタシはいました。

満たされたその先の世界にいるような感覚。

アタシはただフワフワと浮いていました。

それはとても温かくて、悦びにも似た、幸せな気持ちに溢れた光の中を漂うような感覚でした。

何かがアタシの背中に触れ、それをきっかけにアタシは戻ってきました。

呼吸が苦しくて、アタシはハァハァと一生懸命に呼吸を整えようとしていました。

頬にとても温かい体温を感じ、健に包まれている事を感じていました。

「んあ!ンッ!ンッ!」

と自分が声を上げている事に少し驚いたけど、健の温かい手がアタシの背中を慈しむように撫でてくれると、それがとても嬉しくて、アタシは健の胸に頬を擦りつけるように健の体温を感じ取っていました。

健がそれに気づき、「大丈夫?」と聞いてきます。

アタシは呼吸を整えるので精一杯で、問いかけに答える事も出来ませんでした。

ハァハァと息をし、時折唾を飲み込む事で少しずつ回復していきました。

身体全体がアタシの意思とは関係なくあらゆる刺激を受けヒクついていました。

自分の意思で手足が動かせるようになったと感じた時、やっと「う···ん···」と声が出せるようになりました。

その声を聞いて健が再び口を開きました。

「大丈夫?杏奈。」

アタシは経験した事のない自分の身に起こったことが理解出来なくて、戸惑っていました。

「大丈夫じゃない。」

思わず出てしまった言葉でした。

健は凄く驚いて「えっ?!」と目をまん丸にして聞き返してきました。

「今のヤバかった。どっか飛んで行っちゃうってマジ思ったもん。健、スゴ過ぎだよ。アタシ、壊れちゃう。」

それは素直な感想でした。
身体の自由は未だ利かず、アタシは壊れてしまったんじゃないか?ってホントに思っていました。

アタシはどこからか湧いて出てくる健に意地悪したくなる気持ちに素直に従って、何とか動かせる上半身を使って、目の前にあった健の乳首に吸いついていました。

それを強く吸うと、健は「ウッ!」と声を上げました。

「健のイジワル。アタシばっか攻められて、なんかムカつく。」

少しだけ本心でした。

「違っ!僕は姉ちゃんに気持ち良くなって欲しい一心でっ!」

健が咄嗟に声を上げました。

アタシは直ぐに健が言おうとしている事を直感して、健の言葉をアタシの人差し指で静止させました。

「知ってる。健が自分本位でないことぐらい、繋がってたらわかるよ。アタシばっか気持ち良くなってる気がしてムカついてるの。健がアタシを気持ち良くさせたいって強く思ってることくらい、わかるから。ちょっとイジワル言ってみたかっただけ。」


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