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杏奈の気持ち 〜 秋陽 〜 杏奈と健
【姉弟相姦 官能小説】

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杏奈の気持ち 〜 秋陽 〜 杏奈と健-37

「えっ?!」

ビックリしたのと同時に、とても感動しました。

健はいつもアタシの想像を超えてくる。
そんな思いでした。

アタシはウットリとしてしまい、健の首に腕を巻きつけていました。

健はそんなアタシにチュッ!って音をさせて口吻をくれます。

益々気持ちは溢れてアタシは夢心地でした。

健は脱衣場から廊下に出るまでアタシの足がぶつからないように横歩きで、廊下はアタシを揺らしながら踊るように。
そして二階へと登る階段は手摺に足が当たらないように斜めに身体を捩るようにアタシを運びます。

アタシが心配になって「重くない?」と聞くと

「全然。杏奈って思ったほど重くないもん。楽ショーだよ。」

笑顔で返事が返ってきました。

益々健のこと、スゴいって思いました。

「何だか、健、スゴく逞しく感じる。スゴいね。」

アタシはもうメロメロでした。

健はアタシの部屋の前で止まり、アタシは手を伸ばしてドアノブを下げてドアを開け放ちました。

健の胸に頬を寄せると、健の心臓がドキドキとしているのに気づきました。

それは今のアタシの鼓動の速さと同じでした。

健も同じなんだ。
アタシのドキドキと同じようにドキドキしてる。

アタシは健の胸に手を当て、そのドキドキを感じ取っていました。

「到着致しました。杏奈姫。どうされますか?」

ベッドの前に立つと、健がそう言ってきましたが、一生懸命にアタシを喜ばせようと無理しているのは早鐘のように鳴る健の鼓動でわかりました。

灯りのない暗い部屋でしたが、カーテンの隙間から少しだけ光が漏れていました。

その顔はさっきの台詞とは真逆に緊張しているのが見て取れました。

健は思い出したようにクルリと身を翻し、アタシの等身大の鑑の前へ立ちました。

鑑の中に映るアタシと健。

健はその鑑を見つめて、「杏奈、とても綺麗だ。」と呟きました。

心からそう思い、溢れた言葉だと思いました。

アタシは鑑に映ったその姿よりも健が愛おしくて、ずっと健の顔を見ていました。

健。
アタシの健。
ずっと恋焦がれたアタシだけの健。

そんな思いでした。

ふいに健の視線がアタシに注がれ、アタシは無意識に健を求めていました。

「健···アタシの王子さま···」

自然と声に出ました。

そしてアタシは自分から健を引き寄せ、唇を重ねていました。

それはとても長い長い口吻でした。

意識が遠のいていくほど。

健が口吻をやめた時、アタシは健の想いに応えなくちゃ。
そう思いました。

アタシは自ら健のお姫様抱っこから降り立ち、健の手を取り、ベッドへと誘いました。

健はそれに笑顔で応え、一緒にベッドの上に膝立ちで向かい合いました。

真っ暗なのもなんだかな、と思い、健の顔がよく見えるようにと、ベッドのヘッド部分にある間接照明だけを点けました。

振り返った瞬間に健はアタシを抱きしめ、口吻をくれました。

長い長い口吻の後、健はアタシに後ろ向きになるように促して来ました。
アタシはそれに従い、健に背を向けました。

健の手が後ろからアタシの脇を通り、柔らかく、優しくアタシの胸へと滑り込んできます。

健の体温がアタシの胸に伝わり、優しく揉まれることでアタシは少しずつ興奮してきているのがわかりました。

健の上がってきている体温が伝わってきて、健も興奮してきているのが伝わります。

アタシはそんな健が愛おしくて、背後の健の頭を撫で、空いた片手を健の腕に添わせていました。

健のアタシの胸を揉む力が段々と強くなるのを感じていました。
それがとても心地良く、アタシは自然に吐息を漏らしていました。

そして意識することなく健の名前を呼んでいました。

健はそれに応えるように「杏奈···」と声に出し、アタシの肩へ唇を寄せます。

その時でした。

背中に電流が走るように快感が走り抜けます。

健がアタシの乳首を指先で弾くようにプルンプルンと刺激していたのです。

それは勝手に身を捩ってしまうほど気持ちの良いものでした。

その上で肩に寄せられていた健の唇はアタシのうなじに登ってきて、舌を這わせる快感が伝わってきました。

健は弾いていた乳首の刺激を胸全体を揉み上げる形に変え、さらにアタシを気持ち良くさせていました。

健ったら、どこまでアタシの想像を超えてくるの?
気持ち良すぎておかしくなっちゃうよ、アタシ。

乳房を揉むのも両方を同じ方向に揉んでいたと思ったら、片方ずつ違う方向に回してみたり、また同時に同じ方向へ揉んだりと、変化を加えて来ます。

まるでAVでやっていた映像が実践されているような···

そうか。健も必至でアタシを気持ち良くさせようとしてるんだ。

きっと健は自分が見たAVの画像を思い出しながらアタシを気持ち良くしたい一心で頑張ってるんだ。

アタシは健のしたいようにさせてあげるのが一番のお返しだと考えました。

身を任せて、赴くままに声を出しました。

そこに嘘があってはいけないと思いました。
健の想いに報いるには。


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