杏奈の気持ち 〜 秋陽 〜 杏奈と健-20
するとアタシの局部にあったかいものが触れてきました。
健の指でした。
それは本当に繊細で、気遣いを感じる動きでした。
アタシから溢れる愛液を指にたっぷりとつけるようにして、アタシの筋を撫でていました。
アタシがオナニーする時とまったく同じです。
そしてアタシの膣の中へと指が進んで来ます。
思わず「アッ!」と声が出ます。
アタシのオナニーなら、ここでいつも終わりでした。
でも今は違う。
健はゆっくりとその指を沈め、その指が中で曲げられたような感触がしていました。
丁度膣の真ん中あたり、上をめがけて。
そしてそこから健は少し速く指を動かしていました。
健の指が動く度にチュプチュプと音が聞こえてきます。
次第にアタシは腰まわりに電気が流れるような感覚に陥り、「ンッ!ン〜ン!」と声にならない声を上げていた。
背中に低周波EMSをかけられたように背中が反り上がり、健の動きに合わせてチュプチュプと音が響く度に「アッ!アッ!」と声が出る。
すると突然刺激が強まった。
お風呂の時と同じだ!
健がアタシのクリトリスを吸ってる!
足に力が入り、ベッドから腰が浮き上がりました。
どれも自分が思ってやった事ではありません。
身体が勝手に反応するのです。
「アッ!アッ!アアッ!」
とても大きな声が出てしまいます。
そして後頭部の中心あたりにビリビリとした感じが襲ってきます。
目の前が白く霞み始めます。
「アアッ!なんかダメ!ダメ!来る!来る!イクぅ〜!!」
アタシは思わず叫んでいました。
腰が、お腹が、そして胸までビクンビクンと跳ね上がります。
自分では全く制御が効きません。
それは今まで感じた事のない快感でした。
気持ち良いの通り越してる···
スゴいコレ···
まるで意識が遠のいていくような感覚。
「はうん。はっはぁ〜。。。」
アタシの口から聞いたことのない声が出てる。
それも驚きでした。
健はそれを見て、ビックリしたようでした。
アタシのお腹をゆっくりと撫でながら、「大丈夫?」と心配そうに尋ねて来ました。
アタシは息が切れてしんどかったけど、健に心配かけたくなくて、「うん。大丈夫。でも凄かったぁ。頭ん中、真っ白になっちゃった。どこか飛んできそうなくらい。健ったら、スゴいんだもん。ビックリだよ。」と答えた。
暫くアタシは震えが止まりませんでした。
それくらいスゴく感じていたんです。
その様子を見て健は「もしかして痛かった?」と心配そうでした。
「ううん。全然。スゴく気持ち良かったよ。アタシも初めてだったから、ビックリしただけ。こんなに激しく感じたことないもん。健、スゴいよ。どこで覚えたの?こんなの。」
健がどうしてこんなテクニックを身につけているのか、アタシはそっちのほうが不思議でした。
健は「どこで···って。ネットのハウツーとか、前に友達んとこで見たAVとか··あらゆる情報、総動員だよ。」と即答でした。
なんだ···アタシと同じなんだ。
そう思うと健がとても愛おしく感じていました。
「ホント健って馬鹿正直ね。虚勢張るとかまったくしないし。でも、そこが健の一番良いとこなんだけどね。」
アタシは思ったことをそのまんま口にしました。
「なんだよ。馬鹿正直って···」
健は少しふくれっ面になったので
「違うよ。そういうとこが好きって言ってるの。私には嘘つかないもん。健。」
それはアタシも健には···と思っていた事でした。
そこでアタシはある事を思いつきました。
思いつくと居ても立っても居られません。
アタシは少し震える身体を無理矢理起こし、健を横に寝かせました。
アタシは仰向けになった健の上へ身体を逆向きにして乗りました。
健の吐息がお尻にかかるほど。
乱れた髪の毛が気になったので、両手で梳かして後ろへ弾くと、そのまま健のモノを握りしめていました。
これなら健も気持ち良くて、アタシも気持ちいいものね。
それは女の子向けAVや雑誌の彼氏に悦んでもらうハウツーテクニックにも書かれていたシックスナインというテクニックでした。
アタシは自分の手に握られた健のモノをマジマジと見ていました。
それは手にするとたまにドクンドクンと脈打ち、まるでそれ自体が生き物のような感覚がありました。
スゴい。
やっぱり健のスゴい。
物凄く立派。
これが惚れ惚れするって感情なのかしら?。
見てるだけでドキドキする。
「ホントに立派。一緒にお風呂入ってた小学生の頃とは大違い。ものすごくカッコいい。」
思っていた事が自然と口から出てしまいました。
健に返事されると恥ずかしいので、アタシは慌てて健のカリ先にキスをして、吸い付きました。
強くすると男性自身は痛いのだと彼氏に悦んでもらうハウツーテクニックにも書いてあったので、細心の注意を払います。
すると突然アタシの膣まわりにペロッと刺激が伝わります。
それが子宮にまで響いた感じがしました。
しまった!
コレ、アタシに不利!
刺激強過ぎ!
後の祭りでした。
何とか刺激に耐えながら、健を気持ち良くしようと思うのに、健がアタシの局部を舐める度に口も手も止まってしまいます。