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杏奈の気持ち 〜 秋陽 〜 杏奈と健
【姉弟相姦 官能小説】

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杏奈の気持ち 〜 秋陽 〜 杏奈と健-2

すると長谷川さんは「やっぱり本当だったんだ。でも大丈夫。バージンの人との経験はないけど、聞いた話じゃ、痛いのはその時だけ。すぐに気持ち良くなるらしいから安心してね。」と言いました。

「その時だけ」の意味がよくわかりませんでしたが、そういうものなのか···と思いました。

でも、アタシも性に興味がなかった訳ではないので、ノリで女友達とAVを見たりしたことはあるけど、いきなり性器を舐めるは見た事なかったな、と思ってました。

もっと丁寧に前戯ってするもんじゃないの?みたいな···

長谷川さんは手慣れた手つきで自分のセカンドバックからコンドームを取り出し、スルスルっと装着しました。

そして唾でベトベトにしたアタシの膣口へ大きくなったペニスをあてがい、いきなり突っ込んで来ました。

「えっ!?」っと思った瞬間でした。
お腹の中に激痛が走ったんです。

「ア"ーッッ!!」
大きく口を開けて叫ぶことしかできませんでした。

肉がビリビリと引き裂かれるような、とんでもない痛みが襲い、その痛みで「イヤーっっ!痛い!痛いっ!」と叫んでいました。

その時ばかりは長谷川さんも驚いたようで、動くことをやめ、「やっぱり痛いんだ。大丈夫?」と心配してくれました。

でもそれは一分と経たずに「動かして慣れないと気持ち良くならないからね。」と、自分勝手に動き始めたのです。

彼が動く度にアタシの内部は裂ける痛みしかありませんでした。

歯を食いしばって耐えようとしても耐えられる痛みではありませんでした。

「痛い!イヤ!イヤッ!イヤッ!」

アタシは首を横へ振りながら訴えました。

彼は「落ち着けよ」と言いながら、煙草臭いその口をアタシの口へと擦り付け、腰を激しく打ちつけて来ました。

臭い!煙草臭い!痛い!嫌だ!気持ち悪い!誰か助けてっ!

彼が動く度に痛みは増すばかり。
出し入れされる度に悪寒が走る気がしました。

声に出して訴えました。

「イヤーッ!ヤメてっ!お願いっ!イヤーッ!!」

すると彼は「そうだろ?気持ち良くなって来ただろ?みんなそう言うんだよ。オレのはおっきいから、気持ちいいって」

そう言い放つと、彼はより一層動きを激しくして来たのです。

「おおっ締まる!締まる!松前さん、スゴいよ!君は名器だね!気持ちいいよ!」

彼はただ腰を動かし続けていました。

アタシは「イヤッ!イヤッ!ダメッ!イヤーッ!」と叫ぶしかありませんでした。

「声おっきいな。益々興奮しちゃうね」

彼は低い声で耳元で囁きました。

ゾッとしました。
気持ち悪いっ!ヤメてっ!
それしか頭の中にはありませんでした。

それはとても長い時間のように感じました。

物凄い、裂けたところに強く何かを押しつけられるような痛みしか感じませんでした。

「イヤッ!イヤッ!ダメッ!ヤメてっ!」

アタシは首を横に激しく振ることしかできません。

彼は「気持ち良くなって来たかい?そうだろ?そうだろうよ。みんなオレのは気持ちいいって言うもんな。」

アタシは痛みに耐えるのに必死で、もう何も答えられませんでした。

早く終われ!終わって!助けて。誰か助けて!健!健!助けて!

そう心の中で叫んでました。

「ウウッ!」

そんな声が聞こえて来て、動きが止まり、彼が果てたのだと気がつきました。

アタシのお腹の中で何かが脈打ち、気持ち悪く蠢いていました。

裂けるような痛みはそれが引き抜かれるまで続きました。

彼は引き抜いたそのドス黒いモノに着いていたゴムをパチンッと引き抜き、そのドス黒いモノをアタシの口へ擦りつけてきました。

「綺麗にしてよ。ほら、口を開けて。」

彼は私の頬を片手で摑むようにして無理やり口を開けさせようとします。

両頬に痛みを感じました。
痛い···

アタシは言われるままに口を開けるしかありませんでした。
暴力的に扱われる恐怖しかなかったからです。

彼は「いい子だね」と呟きながら、アタシの口にそのドス黒いモノを突っ込み、「ちゃんと舐めて綺麗にしろよ」と低い声で命令しました。

苦みだけが口の中に拡がり、吐きそうになりながらも、アタシは早く終わりたい一心で、それを舐め取りました。

彼は「松前さん締りキツ過ぎて5分しかもたなかったよ。君、良く締まるね。ホント名器だよ。僕の一番の彼女にしてあげるから、僕と付き合わない? フフッ!」

そう言い放つと彼は立ち上がり、シャワールームへと消えて行きました。

何もかもが気持ち悪く思えました。

そして悲しくて、辛くて、涙が止まりませんでした。
思い浮かぶのは最愛の人、健の顔だけ。

アタシは何てことをしてしまったんだろう。

こんな自分本意の勝手な男に大切な初体験を許してしまった。

アタシは居ても立ってもいられなくなり、事を終えてシャワーを浴びに行った彼を置き去りに、慌てて服を着て、清算を済ませ、ドアが開くと、走り出していました。

ホテルを出ると、タクシーを捕まえ、飛び乗りました。
タクシーでは住所を伝えるのが精一杯で、流れる涙をずっと拭っていました。

家に着くと誰とも顔を合わせたくなかったので、二階の自分の部屋へ駆け込み、鍵をかけてベッドへ倒れ込み、ただただ泣いていました。

思い浮かぶのは最愛の人、健。
健の顔だけ。

健。ごめんなさい。
ああ、アタシ、なんてことをしたんだろう。
なんでこんな事になったんだろう。
もう嫌だ。
もう嫌だ!

そんな考えばかり頭の中でグルグル回り、アタシは一晩中泣いていました。


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