杏奈の気持ち 〜 秋陽 〜 杏奈と健-15
「健、スゴいね。どこで覚えたの?。キス、スゴく上手。」
アタシはあまりに不思議過ぎて、健に思わず聞いていました。
「どこで···って···姉ちゃんとママゴトん時にチュッてして以来、初めてだよ。こんなの。」
「マジ?ホントに初めてなの?」
アタシは身体を後ろに引くほどビックリしてしまいました。
「陸上の練習、練習で女の子と付き合う暇なんてなかったから···」
健の言葉にアタシは感極まってました。
「イヤ〜ン!」
そう声を上げ、アタシは膝から立ち上り、健を抱きしめていました。
アタシの胸に顔を押しつぶされた健は
「姉ちゃん、苦しいよ···」
と刹那の声を上げていました。
あっ···息止まっちゃう。
「ゴメン、ゴメン···」
咄嗟に胸を離したけど、愛しい気持ちが溢れ、アタシは健の両頬を両手で包み、さっきより激しく口吻を求めました。
健はそれにも優しいタッチで応えてくれて、アタシの中には幸福感が溢れるように湧いてきていました。
唇を離すと、健の視線がアタシの乳房に向いている事に気がつきました。
男の子だもんね。
女の子のカラダに興味あるよね。
そう思い、「おっぱい、触ってみる?」と聞いてみました。
健は喜んだような笑顔を浮べ
「いいの?」と聞いてきました。
勿論ですよ。
これはアナタのものよ。
そう心に思いながら、アタシは大きく頷きました。
健はホントにそっとアタシの胸に手を添えるように触ってきました。
掌を添えるように。
健の体温が伝わって来ただけでも背筋がゾクゾクするような幸福感が走ります。
それはまるでアタシの乳房の形を確認するかのようにゆっくりと掌を滑らせるように続きます。
それだけでアタシの乳首は痛いほど立って来て、健はそれにも気づいたように、指先を柔らかく擦り付けてきます。
「なんか、昔触った母さんとは全然違う」
健がそんな事を口にしました。
比較対象がお母さん?
健らしいね。
「ウフッ♪」
そう思うと、自然と笑みが溢れます。
健にもっと気持ち良くしてもらいたい。
そんな気持ちがどんどん湧いてきます。
思わず「舐めてもいいよ」と口から出ました。
すると健は今までとは違い、一気に吸い付いてきました。
乳首の先に針を刺されたような痛みがきて、思わず「ンッ!アッ!」と声を上げてしまいました。
健はビックリして乳首から口を離します。
そっか、初めてだもんね。
力加減とかわかんないよね。
「健。ダメだよ。いきなりそんな強く吸っちゃ···いくらなんでも痛いから···」
そう言うと「ゴメン···わからなくて···」と申し訳なさそうに健は俯いてしまいました。
健が悪いんじゃないよね。
初めてなんだから。
知らなかっただけだもん。
そう思いました。
「最初はね。優しく口にふくむの。それから舌を柔らかくして転がすように乳首は舐めていくのよ。激しくするのは、ちゃんとほぐしてからね。」
アタシだってそんなに知識がある訳じゃなかったけど、ハウツーものにそんな事が書いてあったな、と思い出し、健を諭していました。
そうすると、健は本当に優しく乳首を口に含むようにして、柔らかく乳首を舌で舐めてくれました。
背筋から腰にかけて、弱い電流が流るように快感を感じます。
それは自然に身を捩るほどのものでした。
「ん···あぁ···」
自然と声が出てしまいます。
アタシも初めて感じる気持ち良さに、少し戸惑いながら、健の行為に身を任せます。
健は乳首を吸ったり舐めたりを繰り返しながら、もう片方の乳房を揉み始めました。
一瞬でしたが、弱い電流のようなものがアタシの脳を刺激したような感覚が伝わります。
「アハッ!」と自分が声を上げたのを感じました。
勝手に身体が身悶えます。
健は両手でゆっくりとアタシの両胸を揉みながら、指先で乳首を転がすように刺激してきます。
その度に「ウ···ン···」と声が出て、背中に弱い電流が流るようにピクンピクンと動いてしまいます。
「姉ちゃん、気持ちいい?」
健が聞いてきます。
「うん。触られると、ビクンってなる。でも嫌じゃないよ。嬉しいくらい。」
アタシの精一杯で答えました。
すると健は「姉ちゃん。アソコ、見せてくれる?」と聞いてきました。
なんだかその顔と声がとても可愛いくて、恥ずかしいって気持ちはかなり強かったけど、覚悟きめなきゃ!と思って、アタシは立ち上りました。
健ならいい。
健なら大丈夫!
そう自分に言い聞かせながら、アタシは健の前で浴槽の縁に片足を上げ、両足を開いて見せました。
「いいよ。見て。」
いやぁ〜!はずかしいっ!!
顔が赤くなっていくのを感じていました。
健の第一声は
「スゲえ。。。」
でした。
それが何を意味しているのか、何に対してなのかわかりませんでした。
もしかして、アタシがはしたないことしてるから?とも思いました。
でも違っていました。
「姉ちゃんのオマンコってめっちゃ綺麗だね。」
アタシは咄嗟にそうなの?と思いました。