杏奈の気持ち 〜 秋陽 〜 杏奈と健-12
健の大事なところを両手ですくうようにして持ち上げ、右手で握ります。
痛く感じないように配慮して、柔らかくニギニギと。
なんともいえない感触。
モチモチともプニプニとも表現し辛い感触。
根元からカリ首にかけては白っぽい薄ピンク。亀頭部分は艶やかなピンク色の健のアソコ。
アタシはもう可愛いとしか思えず、ひたすら右手でニギニギと左手を添えて上から撫でるを繰り返していました。
チラッと健の顔を見ると、まだ何が起こっているのかわからずにただ固まっているように見えました。
みるみる内に大きくなってくる健のアソコ。
掌に収まっていた健のアソコは掌に収まりきらなくなってきていました。
こんなに膨らむの?
正直、驚きでした。
興奮して膨らんだ健のアソコは固く反り返り、脈打つようにピクンピクンと動いていました。
スゴい···
こんななるんだ···
でも気持ち悪くはありませんでした。
アタシが触ったことで反応してくれたんだ。
なんだか愛しさみたいな感情が湧いて出てきました。
「スゴく立派···」
アタシは右手で健のアソコを握ったまま、左手も添えてゆっくりと愛でるように上下させてさすりました。
小さな頃に一緒にお風呂に入っていた頃の記憶がよぎり、より感慨深く思っていました。
「ホント、大人になったね。アタシ、嬉しいよ。」
健の太腿に目をやると、鍛え上げられた筋肉が盛り上がり、アタシの与える刺激によって筋肉が少し動いていました。
股間に目をやると、パンツラインに沿って、お腹から股間までの間だけ日焼けせずに、地肌が白く残っていました。
その他の肌は黒く日焼けしているのに、パンツラインだけ白く艶のある肌をしているのがとても可愛く思えて、思わず健の下腹部を撫でていました。
そして全くの無意識にアタシは健の大事なところを咥えていたのです。
それは臭みも何も感じませんでした。
体温より高めの熱だけがアタシの口の中が感じ取ります。
健のアソコの形状を確かめるように口の中で感じ取ります。
そうだ。歯は立てちゃいけないんだよね。
歯が当たらないように気をつけなきゃ。
吸うように頭を下げて、吸い取るように頭を上げるんだったよね。
女性雑誌に書かれていた、彼氏に悦んでもらうハウツーテクニックという記事を思い出していました。
健の顔を見ると、嫌がっている風ではなく、流れに身を任せているといった感じでした。
でも、アタシが動くと健のアソコはビクンビクンと反応するので、気持ちいいんだよね。と解釈するしかありませんでした。
それを10回ほど往復させた時でした。
健が突然足腰に力を入れ、アソコがギュン!って一段と反り返ったのです。
そして健のアソコの先っぽから、熱い液体がアタシの口の中を満たしました。
健は同時に「ウウッ!」と短く声をあげ、身体を緊張させたかと思うと、暫く腰の辺りがピクピクと動き、スウッと力が抜けていくのがわかりました。
アタシの口の中にほんのりとした苦みが拡がりましたが、何故か嫌な気持ちにはなりませんでした。
健がアタシの口の中で射精してくれた。
喜びとも思える感情でした。
健のアソコはアタシの口の中でドクンドクンと脈動を続け、それはゆっくりとビクンッ!ビクッ!と緩やかになりました。
アタシは全てを吸い取るように健のアソコを咥えたまま、ゆっくりと吸い上げ、吸い取りました。
健の動きが全部止まったのを確認して、チュポン!と口を外します。
アタシは口の中のモノを両掌を合わせ、その上に見えるように出しました。
「ウフ♪初めてだから元気ねぇ♪」
思わず口をついて出た言葉でした。
意図して出した言葉ではありませんでした。
健に女性経験がないと確信していたからです。
健の顔を見上げると、そこには困惑している健の表情がありました。
違う違う!
こうじゃない!
アタシがしたかったのは···
ふと先日の最悪のロストヴァージンがまた頭をよぎりました。
これじゃアタシも長谷川と一緒じゃん!
自分勝手に想いをぶつけてるだけ!
最低じゃん!
アタシはもっと健を感じたい。
健にアタシを感じて欲しいんだ。
脳裏に幼い頃に一緒にお風呂に入った、楽しかった思い出がよぎりました。
お風呂だ!
一緒にお風呂入れば、きっと打ち解けられる!
そう思ったアタシは
「ねぇ、健。お風呂入ろっか!」
そう言い放っていました。
「ええっ?!」
健は更に驚いた声を上げていたけど、アタシは善は急げでお風呂場へと走っていきました。
お風呂場に入り、栓をして、自動湯はりのスイッチを入れました。
それからもう一度風呂場に入り、干してあった風呂の蓋や風呂椅子を使うように並べ、急いで健の元へと帰ります。
健は魂を抜かれた人形のように、呆気に取られたまま心ここにあらずでソファーにもたれかかっていました。
ゴメン!健。
ただビックリだよね。これじゃ。
違うの。アタシはアナタを想ってるって伝えたいだけなの。
そんな思いが胸をよぎりました。
アタシは健の手を取り、お風呂場へと引っ張ります。
「健とお風呂入るのって、いつぶりだろ?」
何となくワクワクして来て、意識せずに言葉が出ました。
「えっ?えっ?!」
健はただ驚いた表情で仕方なくアタシについて来ているようでした。
「アレ? 姉ちゃんとお風呂入るのイヤ?」
そう聞いても健の返事はなく、ただ困惑の表情を浮かべるだけでした。