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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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学校休んで-1

朝 幸子はベッドの中に入ったまま
起きずにいると心配になった母親が部屋までやってきた

「幸子 時間だよ 学校遅刻するよ」
「お母さん 休んだらだめかな? 具合よくないから」

幸子は母親にそう答えると
近くにやってきておでこに手を当てて
幸子の体温をみると

「熱はそんなに高くはないみたいね
 顔色はあまりよくなさそうだし
 目も真っ赤…どうしたの?」
「なんでもない」

(言えるわけないじゃない)

首を振りながら答えるのを見て

「ふぅ…わかったわ 学校には連絡しておくから
 今日は大人しく寝ていなさい」
「うん ありがと」
「それで朝ご飯は食べれるの?」
「食べたくない」
「わかった 大人しく寝ていなさいね」
「うん」

幸子が返事をするのを見て
母親は部屋から出て行く

(昨日はずっと泣いてたし
 涙で目が腫れているんだよね
 おじちゃん わたしのこと嫌いになってるのかな)

おさむのことを考えると
また涙腺がゆるくなってきて
泣き出してしまう

「うぅ…ひっく…」

午前中は大人しく寝ていた幸子は
お昼になると

(ちょっと お腹すいてきたかなぁ)

幸子は起き上がると
パジャマ姿のまま1階に降りていき居間にやってくる
幸子の姿を見た恵美子は心配そうに声をかけてくる

「ゆきちゃん 具合よくなった?」
「あ うん お腹すいたかなって」
「食べれるなら今作ってあげるね」
「ありがと おばあちゃん
 それで…おじちゃんは?」

お昼時なのにおさむの姿が居間に見当たらないのを見て
気になって恵美子に聞いてみると
恵美子は困った顔をしつつ

「あの子 朝も薬だけ飲んで食べてないけど
 お昼も食べたくないっていって出てこないね」

「えっ?」

(わたしのせいだ…)

「お腹すいたら食べると思うから
 驚かなくても大丈夫だよ」

恵美子は優しく幸子に言うが
幸子は自分のせいだと自覚しているが
何もいえないままうつむくだけに
恵美子は話を切り上げると
幸子にお昼ご飯を用意しに台所に向かう

お昼ご飯を食べ終え
部屋に戻りベッドに入りながら
枕元においてあった携帯を手に持ち
おさむにLINEを送る

「おじちゃん ご飯食べてないって聞いたよ
 わたしのせいだよね ごめんなさい」

送信してしばらく携帯を眺めているが
一向に既読もつかないことに
幸子は悲しくなって泣き出してしまう

「うぅ…ひっく…」

(既読すらつけてくれない わたしと関わりたくないんだよね
 わたしのせいなのはわかるけど…)

布団を頭から被りつつ泣き続けるのだった


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