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巨乳女体育教師の相談事情
【教師 官能小説】

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攻勢な性交-9

◆ ◇ ◆ ◇

 天上寺永介は、放課後の校舎内の2階の東側の廊下を一人歩いていた。その理由はなんてことはない、部活動の前の6時限目の授業が美術の授業で、校舎2階の東側の最端にある美術室に自身の藍色のペンケースを置き忘れたからだ。

 気づいたのは1階に降りてからの一幕であった。同じ水泳部でクラスメイトの男子の友人と悪ふざけを交えた楽しく雑談している時、その友人がクラス内でのアンケート調査表を書き忘れた、と言ってその場でスクールバックからシャープペンを出そうとしたところ、換えの芯が無いことに気づいた。そこで永介に貸すように言い出し、スクールバックを開けてみたところ自分の藍色のペンケースが無いことに気づいたのだ。

 永介は必死で記憶を張り巡らせて、教室内の時点ですでの無かったことを思い出すと、6時限目の授業での移動教室での美術室に狙いをつけた。

 永介は友人に先に部活に行くように告げると、すぐさま職員室に向かい、その場に居た教師に事情を話して美術室の鍵を借りにいった。二つ返事で許可を貰い鍵を借りると、それを持って2階の美術室へと向かった。

 美術室に入ると、お目当てのペンケースは労せずすぐに見つかった。やはり、思った通り自分の座っていた席に放置してあったのだ。
 
 お目当てのペンケースを手にすると、永介は鍵を閉めてから美術室を後にする。

 この後はこのまま部活動で学校の屋内プールに行くことみなり、永介は脳内で昨日までの泳ぎの練習内容を思い出して歩きながら100m自由形の泳ぎをシミュレーションする。

 そうやって図書室の前を通り過ぎ、そこの隣にある空き教室。そこの前も通り過ぎようとして、永介はクロールで突き出した手を一旦止め、ある異変に気づいてその場で立ち止まる。

――‥‥あっ‥‥あっ‥‥‥‥森‥‥

 かすかに聞こえた声。それは、女性の喘ぎ声のように聞こえた。一応、美術室に行く前にもこの教室の前は通ったのだが、その時はまったく気づかなかった。

「(空き教室で誰かヤッてる?)」

 永介は、空き教室の後ろの閉じている引き戸にそっと耳を当てる。

――‥‥あぁぁっ‥‥いぃぞぉっ‥‥いぃっ‥‥き‥‥

 どうやら鍵がかかっているようで入れないが、かすかに女の喘ぎ声が漏れている。その喘ぎ声を聞いていると永介も興奮してきて股間の部分が反応した。

「(誰だかわからないけどいいなぁ)」

 だが、今は8月にあるインターハイに向けて真剣に練習を取り組まなければならない大事な時期だ。そのため、まずは手堅く7月の月末にある関東大会を軽く突破するのが目標だ。競泳の関東大会は人数も多く激戦区なのでタイムを0.1秒でも縮める努力をしなくてはならないのだ。

 愛する許婚の京子とセックスしたい気持ちは永介にはあるが、己の欲望を優先させる訳にはいかない。しかし、それでも永介は健全な年頃の男子だ。セックスなどの行為に興味がない訳ではない。

「(よし、オレもインターハイが終わったら絶対に京子姉ぇとセックスするぞ!)」

 グッと天井に向けて拳を突き上げる永介。

「(そのためにも練習だ練習!)」

 永介はインターハイのことを意識しだすと、立ち聞きしていることが気づかれる前に駆け足でその場から離れていった。当然、空き教室でセックスしていたのが誰と誰だったのか。それがはっきりとわかるはずなどなかった。


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