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巨乳女体育教師の相談事情
【教師 官能小説】

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二人っきりの相談-6

「あ、もしかしてこれかも‥‥」

「え?」

 応急処置のようにポケットティッシュを精液で汚れた床に被せていた京子は発言した総一の方へ体ごと振り返る。

「先生がエッチなことにもっと積極的になるんですよ。自分の恋愛対象に自力で興奮できるなら先生自身でも解決できるじゃないですか」

「あ、そうか。確かにな」

 総一の意見に京子は納得したように頷く。しかし、すぐに何かに気づいて眉をしかめる。

「あ、だが、誰に相手をしてもらうんだ?教職の立場でいかがわしいお店やサイトを利用する訳にはいかないし‥‥」

「えっと‥‥それだったら、俺が相手になりますよ」

 総一が親指で自身を指すと、京子は難色を示す。

「北森が?あ、いや、しかし‥‥今のような非常時ならともかく、生徒とこういうことを積極的にするのは‥‥それに永介に悪いし‥‥」

 先生と生徒という関係に加えて、許婚の関係から当然のように拒もうとする。そんな女体育教師を説き伏せようと総一は言葉を続ける。

「でも、このままだと先生が、許婚関係の天上寺に対して恋愛感情抱けないっていう結局は元のままですよね?」

「それは、そうだが‥‥」

「悩みはいつまでも解決しませんよ」

 自分の悩みは解決しない。関係をためらう京子を思いついた言葉で押し切ろうとする。

「こういうことって誰にでも気軽に話せることじゃないでしょ?いわゆる信頼関係ってやつですよ」

「まあ、信頼関係は確かに大事だな」

「今、俺のを手コキして不快でした?」

「いや、大きさには驚いたが、不快には思わなかった。本当、何でだろうな?」

 京子は首を傾げる。その理由は自分でもわかっていないようだった。だが、その情報は総一にとっては大きなプラスだった。内心で高揚感を覚えながら、それをおくびにも出さないで言葉を尽くす。

「‥‥俺、この学校に通ってる生徒としても今橋先生を応援したいんです。教職の立場で頑張ってる先生に幸せになってほしいんです。だって、先生が幸せにならないなんて自分で自分を許せないから」

 京子は「北森‥‥」と生徒の言葉に感激して体を震わせる。一方、総一はよくこんなこと言えたな、と内心自分で自分を褒めたくなった。

「でも、本当にいいのか。前に言ったと思うが、北森には何もメリットは無いぞ?」

 京子の問いかけに総一はドン、と自分の胸を叩く。

「乗りかかった船ってやつです。最後まで協力させてください」

「すまない。私と永介のためにありがとう‥‥」

「いえ、そんな感謝の言葉を言われるほどでは」

 笑顔で感謝の言葉を告げる京子を総一は遠慮がちに否定する。確かに先生のためではある。だが、断じて永介のためなどではない。現に、京子を応援する気は確かにあるが、永介のことなど微塵もどうでもいいと思っている。むしろ、これをきっかけにして出し抜いてやる腹積もりだ。

 そう。総一が協力するのは決して善意の感情ではなかった。そこには多少なり期待が含まれていた。巨乳女教師である京子ともっとお近づきになれることを。今日みたいなことをしてもらえるならば喜んで協力しようという邪な思いがあった。

 だが、目の前の京子はただ単に照れただけだと、解釈したようで特に言及することはなかった。

 そして、総一はその場から立ち上がると、ずり下がったトランクス及びズボンを履く。

「‥‥北森、床の掃除が終わったら一緒にパンを食べようか」

「え?もしかして、俺の分も買ってあるんですか?」

 総一はズボンを履きながら京子の方へ顔を向けて尋ねる。

「ああ。実は今日は余分に買ってあってな。今、ここには持ってきてなくてこの後職員室の自分の席まで取りに行くつもりだ」

「‥‥あの。それってこの間の休日に断ったから、」

 その詫びのつもりだろうか、と続けて尋ねるつもりだった総一。

「まあ、そんなところだな。この間会った時は断ってしまったからさ。もちろんお前さえ良ければの話だが‥‥どうだろうか?」

「は、はい!」

 先生と一緒にお昼を食べる。休日に果たせなかった時間の到来。総一に断るという選択肢はなかった。総一は期待に胸を膨らませながら、ズボンのベルトを締め直すのだった。


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