二人っきりの相談-4
「‥‥えっ!?」
京子はトランクスを下ろし、出現した男性器を見て思わず驚き、目をみはる。すでに皮が剥けて亀頭を露出させて天に向けそそり立つたくましい淫棒はすでに勃起状態。それは大人にだって負けていないサイズで明らかに大きい。
京子はそれを真正面で見ると、ゴクッと喉を鳴らしてから凝視する。
「こ、こんなに勃起してるんだな‥‥皮は剥けてるし、永介よりも大きい‥‥」
「え?」
「あ、すまない。なんでもないんだ」
京子はごまかしたが、はっきりと総一には聞こえていた。永介よりも大きい、と。それが一体何を示すのか、それがわからないほど総一は愚鈍ではなかった。失言を隠すように、京子は咳払いをした。
「コホン。‥‥で、これを手で擦ればいいんだよな」
柔らかな指が触れる。柔らかな指先の感触は一瞬。急にギュッと握られて総一は痛みを感じる。
「!あっ、ちょっと痛いです」
「す、すまん。こうか?」
掴む力を調整する。体感的にはちょうど、自身が手でオナニーする時くらいの強さだ。
「は、はい。そんな感じです。その調子でお願いします」
「わ、わかった‥‥」
総一に言われるがまま、京子は淫棒を扱き始める。その手付きは相変わらず慣れない様子で雑だったが、気持ちよくさせようとする意思は伝わってくる。
「痛くないか?他の誰にもやったことないからわからなくてな」
「天上寺にも?」
「もちろんだ。してたらやり方わかってるはずだろ?」
京子の発言に内心で「確かに」と総一は思った。
「それにしてもドクンドクンって脈打っているなお前のペニス。なんて精力的なんだ‥‥」
握る淫棒越しから鼓動を感じ、京子は興奮する様子をみせる。総一はそんな先生の姿を見て、
「先生に握られて興奮してるんだと思います‥‥」
と、率直な感想を告げた
間もなくして亀頭の先、鈴口からは汁が薄っすらとこぼれている。それが潤滑油の代わりとなり、京子の扱く動作を加速させる。
「あの先生、その今更ですけど大丈夫ですか?」
許婚がいるのに関係ない一人の生徒のペニスを扱いて。総一はそういう意図で聞いたつもりだった。
「え?あぁ、お前のサイズは少々‥‥いや、予想よりも大きくて扱いに戸惑っているが大丈夫だ」
そう言って京子は総一の陰茎部に改めて視線を送る。さっきと同じく熱量の籠もった視線だ。その反応に総一は反論しようとする口を閉じた。自分の男性器を評価しているのは単純に嬉しかったのだ。比較の相手があの天上寺永介なら尚の事だった。
「だが、手コキの相手が私ではな。他の女子生徒や女性の先生ならお前的にはもっと良かっただろうにな」
京子は自嘲気味に笑う。総一はそんな彼女の言葉を即座に否定する。
「そんなことはないですよ。俺は今橋先生にしてもらってすごく嬉しいですよ」
「本当か?」
「はい。だいたい、他の人に頼んだらウチの学校の女子の場合なら軽蔑されると思いますよ」
「うーん、確かにそれは一理あるが‥‥」
京子は半信半疑な表情で扱きを続ける。
「それにしても立派なサイズだ。‥‥本当に女性経験ないのか?」
再び疑うように京子は尋ねる。
「えぇ。本当ですって」
「まあ、確かに北森ってそういうタイプの男子じゃないからな。だからこそ私は信頼しているんだが」
そんな会話を繰り広げながらも京子は手コキを続ける。彼女の指先には扱いているために愛液がすでに付いているが、それを気にする様子はなかった。
こうして手コキをしている間にも、昼休みの時間は過ぎていく。