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先生は僕らの女王様
【教師 官能小説】

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女教師、合意での複数プレイ@-1

*





「ーーあの、せ、先生」

清香が部屋を出てしばらくしてから、仕事をしていると、由美香は声をかけられた。
進路指導室は、生徒や教員が資料探しに使用することも多いため、基本的にオープンルームにしている。

入口に背を向けた席の配置であるし、声をかけられなければ、基本的には振り向かないようにしていたのだがーー

聞きなれた声。

「堀尾くん?」

くるり、とキャスターの力を使って椅子ごと振り返る。
顔を下に向けた堀尾翔が入口付近に立っていた。

もじもじとしつつも、ゆっくりと由美香の方に近づいてくる。
そして、真ん中に置いてある机の、由美香の椅子に近い方の備え付けの椅子に座った。

「どうした?」

由美香はパソコンを閉じてから、改めて向き直る。

「あの、昨日……休んで……体調大丈夫ですか……」

「お陰様で。清香ちゃんがまた、そのまま泊めてくれたの。代講もだけど、わざわざ早退してくれた。看病してもらっちゃった」

「そ、そうですか………。僕と、会いたくないかもって……思って。ごめんなさい」

「じゃあ謝るようなこと、しない方がいいんじゃないですか。堀尾せんせ」

紺色の薄手のジャケットと揃いのタイトスカートを身につけた由美香は、腕を組むと同時に脚を組んだ。
笑いつつも、キッと翔を睨むような視線を送る。

だが一方の翔は、睨まれたことで罪悪感に苛まされつつも、スカートから覗く、肌色のストッキングに包まれた太ももの裏側を注視してしまう。

一昨日、体中を撫で回したことを思い返して、翔は下を向く。
顔が熱くなる。

「それについては一昨日話をした通りです。で、何か他に話があるんじゃないの? わざわざ進路指導室に来るなんて珍しいじゃない」

「あの……明日、空いてるかなって」

明日は講習の最終日で、そこから盆の期間も含め、日曜日から十日ほど閉校期間となっている。

「明日? 明日は、あたし講習終わったら早退するつもりだったけど。特に仕事もないし。堀尾くんは、そもそも明日は休みだよね」

「その……拓真も休みなんで……三人で、出かけたいなと思って……拓真の車で……。もしご都合良くて……先生が退勤の時間に迎えに来れるかと思うんで」

顔を真っ赤にしながら翔は言う。声も、唇も、震えている。

「出かけるって、どこ行くわけ?」

「しょ、職場じゃ……具体的に言えません……。すみ、ません、きちんと、三人で……その」

言い終わらないうちに、翔は膝の上に手を置いて、拳を震わせている。
唇をぎゅっと結んでいる翔を見て、由美香はため息をついた。

要は再度、三人で体を重ねたいということなのだろう。
頼む役を何故拓真にやらせないのかと思ったが、一昨日の行為からして、遊び慣れていない翔の方が行動に突発性があるのだろう。
三人での行為を望んだのは拓真でなく、翔の方なのだろうと由美香は推測した。
由美香は念の為、首を上げて室内に誰もいないことを確認する。

そして、小さな声で尋ねた。

「ーー三人でホテルに行きたいということ?」

翔は目を泳がせて、由美香の方を見れなかった。
行きたい具体的な場所を職場では言えない、と言いつつ何と大胆な誘いをするのかと内心、由美香は思う。


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