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杏奈と健 鏡の中のアンナ
【姉弟相姦 官能小説】

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杏奈と健 〜 鏡の中のアンナ 〜-1

「やーい!やーい!お漏らしたける!」
「また漏らしてやんの!」
「お前のオチンチン、お漏らし感じねえのか?」
「ほんっと!きったねぇな!」
「漏らしのたっけるっ!」
「漏らしのたっけるっ!」

小学校に上がったばかりの頃は人見知りが激しく、引っ込み思案だったせいもあって、僕は「トイレに行きたい」が言えずに、よく教室でお漏らしをしていた。

その日もそんな僕を校庭で大勢が寄って集って誂っていた。

僕は罪悪感と恥ずかしさから泣くことしか出来ずに座り込んでいた。

どこからか「コォーッラーァァッッ!!」
っと大きな声がして、ランドセルの肩紐を両手に握りしめながらお姉ちゃんが走って来た。

その場所に辿りつくや否や、僕の回りを取り囲んでいた集団に体当たりを喰らわせ、何人かを弾き飛ばす。

「なんでアタシの健を虐めてるのっ!!」

とたんに散り散りになる集団。

「ヤベっっ! 鬼アンナだ!」
「姉ちゃん来ちゃったぞ!にげろっ!」

そう口々に走り去る同級生たち。

姉はとっさにその中の中心だった男の子を捕まえ、引き倒して馬乗りになる。

「ウチの健が何悪いことしたっ!?言ってみなさいよっ!」

姉は猛烈な勢いで胸ぐらを掴み上げ、激しくその子の頭を振る。

「だってたける、授業中にまたオシッコ漏らしたんだぜ!」

その子は悪ぶれもせずに大きな声で訴える。

「だからなんだって言うのよ!間に合わなかっただけでしょっ!アンタ!お漏らしもおねしょもした事ないの?! 本人が一番恥ずかしいってこと、わかんないのっ?!」

姉は興奮から殴る素振りを見せる。

「ひいっっ!!」

思わず殴られると思ったその子は「ゴメンなさいっ!ゴメンなさいっ!」と姉に乗られたまま後退りする。

「次、やったらタダじゃおかないわよっ!」

そう言ってその子の上から降り、逃げようとするその子のお尻を蹴り上げた。

「うわぁ!」

その子は恐怖の雄叫びを上げながら走り去っていく。

姉はパンパンと両手を払いながら「二度とやるんじゃないわよっ!」と捨てゼリフを吐く。

そして僕の前にそっと座り、「またトイレ、言えなかったの?」
と優しく聞いた。

さっきの鬼の形相は微塵もなく、姉の笑顔が眩しかった。

僕が大きく頷くと、「仕方ないなぁ。健、人見知りだから。」

姉は僕の頭をモシャモシャっと撫で、両手で僕の手を取り、スクッと立ち上がる。

「帰って、一緒にお風呂入ろっか!」

そう言うと僕の手を引き、「ルンルラーン♪ルンルラーン♪とスキップをしながら前へと進み出すのだ。


「お姉ちゃん···」



そこで僕は目が覚めた。

部屋は真っ暗で、自分がどこにいるのかさえも暫くはわからなかった。

異様な気怠さを感じて、フワフワと起き上がる。

ふいに姉の匂いに満ちていることに気づき、
「そうだ!姉ちゃんの部屋だ!」
さっきまでここで姉と激しくセックスしていた···

そう思い出し、姉の姿を探した。

暗闇に次第に目が慣れてきて、部屋に姉の姿がないことを確認した。

「姉ちゃん···」

トイレかな?と思ったりもしたが、待てど暮せど帰ってくる気配は感じない。

なんとなく不安になり、探してみることにした。

部屋を出て、ラウンドした階段を半分ほど降りたところで、リビングダイニングの灯りが煌々と点いている事に気がつく。
それと同時にとても美味そうな匂いがしてくる。
僕の好きな匂いだ。

デミグラスソース?

さらに階段を降りて行くと、ダイニングには姉の姿があった。

鼻歌混じりに手鍋で何かをかき回している。

テーブルに目を移すと、綺麗に盛られたサラダが目についた。

「姉ちゃん?···」

驚きを隠せず、力なく呼びかける。

すぐに姉は気づき、満面の笑顔で

「健!起きたの?まだ寝てていいのに。出来上がるまでまだ少しかかるから、シャワーでも浴びてくる?」

姉は普段からのお気に入りのピンクのスウェットに身を包み、母の愛用のエプロンをして忙しく料理をしていた。

「姉ちゃんはシャワーしたの?」

そう聞くと

「アタシはまだ。後にするから。」

そう返事が帰ってきた。

さすがに姉が服を着ていて、僕だけが裸は恥ずかしくなったので、一度自分の部屋へ行き、いつものジャージで身を包んだ。

まだ寝惚けて頭がボーっとしていたが、姉の側にいたくて、再びリビングダイニングへと降りた。

僕はテーブルにつき、ボール状のガラスの大皿に色鮮やかに盛られたサラダを見ていた。

姉は中学生の頃から料理を覚え、共働きの両親の負担を軽くするために、大学に入る頃には和洋中を問わず、たくさんの種類の料理を作れるようになった。

レパートリーはもしかすると母親より多いかもしれない。
しかもそれらはいつも華やかで、見た目も味も文句のつけようのないものだった。

姉は街でもけっこう名の通った大きな洋食屋で、高校2年の頃から週2単位でずっとアルバイトに出ているので、味は折り紙つきだ。

店では看板娘のように扱われ、姉見たさに訪れる客も多いと聞いていた。
僕の同級生の中でも姉は才色兼備として有名だった。
正直なところ、僕は内心穏やかではなかった。

それでも姉は、いつも父や母に対して、料理の勉強のためと割り切っているから大丈夫。と強く訴えていたため、家族全員姉を信用する事としていた。



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