杏奈と健 〜 鏡の中のアンナ 〜-8
杏奈の柔らかな若草のような陰毛の感触を指で感じ、それを指に巻き付けては自然と解れる感触を愛でていた。
杏奈が堪らずに「くすぐったいよ」と口にするまで堪能すると、僕は杏奈の足を押し開き、膝を立たせた。
その間へ身体を移動し、膝立ちの姿勢で杏奈の割れ目へと再び指を探らせた。
本能の赴くままに右手の中指を杏奈の中へと潜らせる。
一気に訪れる快感に杏奈の中がそれを締めつけるように絡んでくる。
掌を杏奈の割れ目へ当て込むようにして挿入した中指を少しだけ曲げ、肉壁がツルッとした上部を刺激するように、その掌ごとゆっくりと上下に揺すっていく。
Gスポットへの刺激だ。
「アアッ！アッ！アアアッ！」
仰向けのまま、再び大きな声を上げて快感に身を震わせる杏奈。
僕の指の動きで杏奈が感じてくれている。
至極の悦びに胸が震える。
少し激しく掌の動きを速くすると、その動きに合わせて喘ぎ声は大きく高くなる。
「アッ！アッ！アアアッ！」
気持ちいいんだ。杏奈、気持ちいいんだね。
そんなことを頭の中に過ったその時、僕は自分の左手が遊んでいるのに気がつく。
そうだ！この左手でクリトリスを刺激してあげれば、もっと気持ち良くなるんじゃないかな？
そう思って杏奈の土手に左手を置き、親指でクリトリス周辺を押すようにしてみた。
GスポットとクリトリスへのW刺激。
強烈な快感に杏奈は襲われ、苦悶の表情を見せていた。
直後に腰を浮かせるように足に力が入り、杏奈の反応が変わる。
「アアッ！ア"ー！ア"ー！」
濁った声を上げ始めた瞬間だった。
「イグー！イグー！イッちゃうー！」と声を発した瞬間に背中を反らせ、乳房を天に突き上げるように、お腹から腰を波打たせた。
それと同時に杏奈の中に入っていた右手の中指もギューっと締められる。
ビクンビクンと腰から腹、背中から胸までを激しく波打たせる杏奈。
かなり激しくイッたようだった。
ハァハァと肩で息をする杏奈。
時々お腹を大きくへこませ、胸もその度に大きく膨らむ。
その目は視点が定まらず、虚ろで泳いで見えた。
「ンッンッンッ」と嗚咽を上げるような小さな声を発している杏奈。
唇に自分の右手親指と人差し指を当て、肩がピクピクと震えている。
余韻はかなり長い時間、杏奈を震わせていた。
小刻みに収縮する杏奈の内部から指を抜き、そっと杏奈の頬に手を当てる。
応えるように杏奈は僕の手に自分の手を重ねた。
「健。ヤバい。気持ち良すぎ···」
そう呟いた。
「杏奈が感じてくれると僕は嬉しいよ。」
そう言い終わると僕はそっと杏奈の唇にチュッとキスをした。
そしてそのまま身体を下げ、僕は杏奈の打ち震える割れ目へ視線を落とした。
今の絶頂で杏奈のそこは潤いが溢れ、お尻へと続くカーブに沿って大量に流れ出ていた。
それはとても神聖な泉のように見えた。
「綺麗だ杏奈。少し蜜が流れてる。」
そう言ってから、溢れ出た蜜を舐め取り、口全体で割れ目を吸うように啜る。
同時に膣口へと舌を潜り込ませると
「アアッ！」と杏奈が嗚咽を漏らす。
舌に力を入れたり抜いたりして刺激し、顔ごと回したりしてみる。
「ンッ！ンンッ！」という反応を確かめながら、割れ目に沿って舌を上下させる。
すると舌先に小さな膨らみを見つけ、そこを中心に舌先に力を入れて横へ振った。
とたんに杏奈は背中が浮き上がるほど反らし、「アアアアアッ！」と喘ぎ始める。
それはとても大きく高い声で、部屋中に響き渡る。
杏奈がスゴく感じてくれていることに悦びを感じ、さらに続ける。
「アアアアアッ！アアッ！アアアアアッ！」
僕の動きに連動するように震えるような声を上げる杏奈。
杏奈の太腿を押さえていた僕の手に杏奈の手が伸びてきた。
それは僕の手首を摑むようになり、かなりの力が入ってくる。
「アーッ！アーッ！」と声が伸びた瞬間、「イックッ！」と小さな声を上げ、背中がベッドから離れるほど反らし、「ア"ア"ゥ····」と息を吐いた。
同時に腰から胸にかけて身体全体が波打っている。
足も少し閉じたり開いたりを繰り返し、先程以上の絶頂を迎えたんだと感じた。
息は荒く、ハァハァと肩で呼吸している。
僕は身体を起こし、優しく杏奈の乳房を両手で揉んだ。
それにも杏奈は反応し、「ンッ！ンッ！」と声を漏らしている。
かなり敏感になっていると思った。
そのまま右腕を伸ばし、乱れた髪を掻き上げると、震えて「ンッ！ンッ！」と言いながら僕の腕に手を添えて、それを引き寄せた。
杏奈は僕の人差し指を自分の唇に寄せ、それを咥えて吸い始めた。
指先に杏奈の舌が絡み、ゾクゾクとした刺激が僕を襲う。
その間も杏奈はまだ細かく震えていた。
舌先をレロレロとさせながら指にしゃぶりついている杏奈。
なんだか可愛く見えて、空いたもう片方の手で杏奈の髪を撫でていた。
吸いついていた指を口から外し、ふぅっと息をつく杏奈。
「健、スゴ過ぎ···アタシ、おかしくなっちゃうよ···」
かすれたような声で小さく杏奈が呟いた。
乱れていた呼吸は元に戻りつつあった。
「杏奈がいっぱい僕を感じてくれて嬉しいよ。おかしくなっても杏奈は可愛いから。」
そう言うと
「それって変なの。」と言い、笑みを浮かべた。