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杏奈と健 鏡の中のアンナ
【姉弟相姦 官能小説】

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杏奈と健 〜 鏡の中のアンナ 〜-11

痙攣するかのように上げていた左肩が右に左にと揺れる。

内部はギューっと締り、お腹が波打っている。

勃起を動かそうとしても締りで動かないほどだ。

「ウ···フハァァァァ····」

声を震わせるように絞り出し、吐息を漏らす杏奈。上半身を捩るようにして肩を上げていたせいで髪はかなり乱れている。

そっと前髪あたりから横へと整えるように手を出し、指でかき上げる。

その間も杏奈は細かく身体を震わせ、迫りくる快感に耐えていた。

髪を整えるようにずっと撫でていると、震えるほどの緊張から少しずつ覚めていく杏奈は僕の手を取り、手の甲に唇を寄せた。

「ああ···ヤバい。健。ヤバ過ぎ。壊れちゃいそう。。。」

そう言うと杏奈は上げていた肩を落とし、パタリと両手を広げ、ベッドに倒れ込んだ。腕が丁度逆Mの字になっている。

まだ息は荒く、ハァハァと繰り返している。
その息遣いに胸も大きく動いていた。

僕も少し額に汗が滲み始め、身体全体が上気立っていた。

抱えていた杏奈の左足を外すと、力無くスっと降り、杏奈は仰向けになり、腕は逆Mの字に、脚は正Mの字に拡げ、ぐったりと荒く息をしていた。

なんだかそんな姿も愛おしく思え、ピンと上を向く美しい杏奈の乳房を掌でそっと包み、慈しむように撫で回した。

「ンンッ!ンッ!ンッ!」

さらに快感が増し、杏奈はビクンッ!ビクンッ!と身を震わせる。

乳房を揉み回しながら、僕はその動きの上下に合わせて、ゆっくりと勃起を抜き挿ししていた。

考えてしたことではなく、杏奈を求める気持ちと、本能的な動きだった。

杏奈はそれを感じ取り、右手の人差し指で下唇を引くようにして口を開け、鼻の奥から発するように声を上げ始めた。

絶頂はまだ覚めやらぬ感じだった。

「ンッ!···ンッンン···ンッ!ンッンン」

ゆっくりとしたストロークに酔いしれるように声が上がる。
僕は勃起に絡みつく杏奈の肉壁の感触を堪能していた。

ハァハァとした杏奈の息遣いが僕を興奮させる。

僕はぐったりとMの字に開かれた足の膝裏を抱え、杏奈の腰を浮かせるようにして再び突き始めた。

手を床に着き、肘の辺りで杏奈の膝裏を引っ掛けるようにして強く突く。

上から下へと突き下げる感じだ。
勃起が抜ける直前から深く最深部へ当てるようにしてパンパンと叩きつける。

「アッ!アッ!アッ!アッ!」と再び杏奈の高い声が部屋に響き始める。

同時に今までより強く破裂音に近いパンパンという音が重なる。

突き立てるほどに杏奈は苦悶の表情になり、首を左右に振りながら快感に耐えていた。

「ア"ー!ダメぇ〜!おかしくなっちゃうー!」

それでもパン!パン!パン!パン!と音をさせて僕は攻め続けた。

「ア"ーッ!ア"ーッ!」と喉がひしゃげたような声を上げて感じている杏奈。

杏奈の内部が締まってきて、ストロークに引っ掛かりを感じるほどキツくなってくる。

そろそろだと感じながら、更に腰を打ちつける。

「ア"ー!ウ"ーンーッ!」

今までに聞いた事のない嗚咽のような声を発して、杏奈の内部は僕の勃起全てを包み込むようにギューッと締めつける。
まるで抜き挿しを拒むように。


杏奈の最深部に僕の勃起が突き立てられたまま、全ての動きが止まり、杏奈の激しい息遣いだけが部屋に満ちていた。

ハァッ!ハァッ!ハァッ!と大きく肩で息をする杏奈。

背中が反り上がり、大きくうねるように胸もお腹も波打っている。
足は両足とも膝を折り、僕の肘の横で膝から下が宙を泳ぐように、大きく上がったり下がったりを繰り返していた。

勃起を締め付けていた杏奈の内部は肉壁がうねうねとした動きに変わり、根元付近でキュウキュウと締りが変化する。

その刺激で僕の勃起もヒクヒクと動き、更に杏奈の内部は複雑に蠢いていた。

「ンッ!ンンッ!ンッ!」と顎を上げながら続く余韻に浸っている杏奈。

目は遠くを見るように完全にトロけてしまった表情をしている。
それは薄く笑みを見せているようだった。
今まで見て来たどの表情よりも色っぽく見えた。

どこまで進化するのだろう?
行為を重ねるごとに杏奈は様々な表情を見せてくれる。

それは好きだと伝えられた前と後とでは大違いだった。

今まで全く知らなかった表情全てを僕に見せてくれる。
それが僕をこんなに幸せな気持ちにさせるなんて。
それがずっと僕の傍にいて、守ってくれてた姉ちゃんだっただなんて。
こんなに幸せなことがあっていいのだろうか?

僕の胸にはそんな思いが湧いていた。

幼少期、杏奈は身体を張って僕を守ってくれた。
杏奈に強い自分を見せたくて陸上を始めた。
杏奈に褒めてもらいたくて、マラソンを頑張った。辛い練習にも杏奈を想い、耐える事が出来た。
美しくなっていく杏奈だけを見ていた。

そんな杏奈が僕に触発されて、自分も頑張れたと言ってくれた。

僕は間違ってなかった。
努力は報われるんだと思ったら、どんどん力が湧いてきた。

僕だけが杏奈を気持ち良くさせてあげられるんだという妙な自信さえ芽生えていた。

杏奈に気持ち良くなって欲しい。
今はその一心だった。

「健。大丈夫?」

完全に動きを止めた僕を心配して杏奈が口を開く。
我に返り、「大丈夫だよ。激しかったから、少し休んでいるだけ。」と杏奈が安心するようにと気を遣い、優しく声を返した。


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