杏奈と健-13
そう感じ取り、腰の動きを激しくしていく。
「アンッ!アッ!アアッ!」
もう姉にタイミングを聞いたりはしない。
確実に姉は僕を感じてくれている。
そんな確信がどこかに芽生えていた。
「アッ!アアッ!」
声が段々と小刻みになる。
僕の額には少し汗が滲んできていた。
僕は無心で姉を突き上げていた。
それは感じたことのない昂揚感と快感を得るものだった。
「ア"ー!ア"ー!ア"ア"ー!」
また姉がイキそうだ!
僕のお尻の中の中心部に電流が走る。
射精する!
咄嗟にそう感じた。
僕は動きを止め、勃起を素早く抜こうとした。
「ダメ!抜かないでっ!出してっ!健の全部、アタシん中へ出してっっ!」
姉が声を振り絞り叫ぶ。
僕はすぐさま腰をより一層強く振り、そして絶頂を迎えた。
「ウウッ!」
あまりの激しい快感に僕も思わず声が出る。
「ア"ー!イクぅー!」
姉も同時に絶頂を迎えていた。
僕の勃起の脈打ちと姉の絶頂の波打ちが重なる。
姉の内部のざわめきと締りは僕の全てを吸い取るかのように蠢いていた。
ドクンドクンと脈打ち姉の中へ射精は続く。
僕の腰がガクガクと震える。
「熱いの入ってくるぅ〜」
姉はその度に腰をヒクヒクとさせ、内部はギュッと締まってくる。
「あ···キツイ···」
思わず声が出る。
最後の一滴を絞り出すようにして僕は勃起を少し前後させた。
「健のが熱いよ」
姉が呟く。
「姉ちゃん。抜いていい?」
そう聞くと、「体勢辛いし、とりあえず抜いちゃおっか。」と返ってきた。
見ると泡立ち白濁した愛液が僕の竿全体を包んでいた。
ジュポッと音がして引き抜かれるペニスにはジンジンと余韻が残っていた。
まだ固さは保たれている。
そのペニスに合わせて開いていた姉の膣口はみるみる縮まり、細かく開いたり閉じたりを繰り返していた。
ブビュル〜と音がして、流れ出る僕の精液。
それは糸を引き、シーツへと垂れ下がった。
その光景を目の当たりにして僕は慌ててベッドのヘッド部の棚にあったティッシュを取り急ぐ。
垂れてしまったシーツの上と、糸を引いている姉の割れ目にティッシュを押し当て、綺麗にする。
姉はまだ余韻が残っているようで、目が虚ろになっている。
暫くすると上げていたお尻を下ろし、身体を回して仰向けになった。
遠くを見つめるように額に手を当て、微睡んでいる。
僕はベッドの縁に座り、ペニスを綺麗にしようとティッシュを引抜いたその時だった。
「ダメ!健のはアタシが綺麗にするの!」
突然姉が起き上がり、僕を向かい合わせにベッド横に立たせ、ベッドに対して横向きに四つん這いになり、ペニスに纏わりついた白濁したものを全て舐め取った。
「え?姉ちゃんのは僕、普通に拭いちゃったよ」
そう言うと
「健のは特別なの!」
少し不機嫌そうに声を荒げた。
でもそんな仕草がとても愛おしく、可愛いとさえ思った。
チュポチュポと根元まで咥え、玊袋まで垂れていた白濁を姉は綺麗に舐め上げ啜り取った。
「なんか、まだ固いね。」
姉は悪戯っぽく笑ってみせた。
「姉ちゃんがスゴいからさ···」
そう言うと
「ヤダ。いやらしい。」
と、戯けてみせた。
僕は少し疑問に思ったことを姉に聞いてみた。
「姉ちゃん、姉ちゃんの言う通り中に出しちゃったけど、大丈夫なの?」
姉はその質問に
「うん。たぶん大丈夫。計算上は安全日だから。」
そうか。だから今日だったのか。
なんとなく腑に落ちた。
両親のいないこの日を姉は心待ちにしてたのか。
そう思うと益々姉を愛おしく思えた。
「バックってなんか動物的で何となくはしたないって思えてあんまり好きじゃなかったけど、スゴいね。健の荒々しさみたいの感じて、スゴい気持ち良かった。」
姉は素直な感想を口にした。
「ん。僕は前から興味あったから、スゴく興奮したよ。オナニーしてた時はいつも姉ちゃんをバックで突いてたイメージだったから。さっきは姉ちゃんをスゴく感じて気持ち良かった。」
僕は暫く後ろから見た姉の乱れた姿を思い起こしていた。
オナニーしてた時にイメージしてたものとは全然違っていた。
「ねえ。ここに横になって。」
姉が囁く声にふと我に返った。
姉に促され、さっきまで姉が横になっていたところへ仰向けになる。
姉は僕の唇に軽くキスをして、それから胸へ。乳首へ。お腹へとチュッ!チュッ!と下がっていく。
その度に鋭く刺激が伝わり、「ンッ!ンッ!」と身悶える僕。
それはまだ勃起状態にある僕のペニスにも届く。
姉は鈴口にチュッ!っと吸い付くと、ねっとりと亀頭を舐め始めた。
それは全く手慣れた感じはしないが、なんとか気持ち良くなって欲しいという思いは伝わってきた。
舌先に少し力を入れて細かくレロレロしたり、裏スジから竿全体を舐め上げたり舐め下げたり、とにかく一生懸命さが伝わってきた。
玊袋にも容赦なく舌を這わせる。
それがなんとも快感で、「姉ちゃん、ソレ、気持ちいい」と思わず声に出した。
姉は「そうなんだ」と感心したようにベロベロと舐め上げる。
玊袋をふいに摘み上げ、根元付近を舐められた時だった。
電流がピリッと走るような快感を感じ、「ウッ!」と声が出てしまう。
「ここも気持ちいいんだね」
姉は優しく微笑んだ。