事が始まる-1
「ここは何処だ」
壱郎は広い部屋で独り言の様に呟いた。
殺風景な部屋にどう言う訳だか裸でいる。
昨日の事ははっきり覚えている。会社に一報を入れ直帰して家でコンビニ弁当を食べ風呂に入り
パソコンでお気に入りAV女優の動画を観て休んだはずだ。
「あっこれは夢か」
妙に落ち着きを取り戻すと部屋の真ん中にベッドが、まぁ最初から視界には入っていたが。
そこには、壱郎が理想とする女性がいた。ただ、その状況が手足を縛られ大の字にされしかも裸体で。
知り合いにはいない女性。この歳で独身男が知り合いの女性なんて居る訳でもない。
しかし美しい。
スタイルが良くクビレもあり体に張りがある。
水も弾くような、昭和のおっさんが俗に言う””ピチピチ””と言うシロモンだ。
自分が面食いであることも忘れてはいない。美人可愛いのひと言だ。
ベッドの脇に立ち数分間耳の機能はOFFになっていた。
「すいません・・聞こえてますか?」
「あのぅ・・これ取ってもらえませんか」
壱郎は我に返り女性の顔を凝視した。
「ですから、この拘束具とってもらえませんか」
「あなたなんで縛られているんですか」
「知りません。目が覚めたらこうなっていて」
「お嬢さんこれ夢なんですよ。だからヤラせてください」
壱郎は、女性の返事を聞く間もなく女性の体で遊び始めた。
乳房を舐め始めると女性が体をよじりはじめた。乳房を舐め揉み乳首を摘まむと徐々に硬くなってきた。
唇は最後に取って置き、首を舐め脇やお腹下半身へ舌を這わしていった。
一巡し終えると壱郎は、陰部へ手を伸ばす。
「嫌っ。やめてください」
「名前聞くの忘れてたね」
「教える訳ないでしょう」
気丈に振舞う女性がいたが壱郎は容赦なく陰部へ指をぶち込んだ。