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托卵妻奈莉
【若奥さん 官能小説】

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啓一との突然の別離と予感-1

 奈莉はついに本当に浮気をしてしまった。一回目のボディエステでの出来事は不可抗力との言い訳も立つし、最後の最後、つまり奈莉の中への挿入はなかった、というギリギリ最後の線はは超えていないとも言える。
 しかし、この二度目の啓一とのことは性交つまりセックス以外の何物でもなかった。それも実際には奈莉の方から誘ったのである。啓一の興奮してそそり立った性器が奈莉の性器の中に入り、何回も何回もその中を往復することを奈莉が求め快楽をむさぼったのであった。そしてそもそも奈莉が自分でコンドームまで用意してそのつもりで行為に及んだわけで動機の上でも否定のしようのない完全な犯罪、完全な浮気であった。
 奈莉としては、こうなったいきさつが自分をそうさせたのだと信じていた。夫の啓吾に何度も何度も身体を拒絶され、これまでにない人生の深い深い落胆を味わわされた。だからこそ、啓吾に浮気をすると明確に言葉として自分の意志を伝えたのではないか。そう伝えて引き止めもしない啓吾に浮気したことを咎める権利があるとは思えなかった。
 奈莉は、これからも家庭を壊さないで浮気は続けるつもりである。だって私は女なのだ。その大切な大切な喜びを失うことは出来ない。啓吾も承知のはずだ、、、。ただし浮気するとは言っても浮気したとは決して言うつもりはない。奈莉は自分の中でだけその楽しみ、喜びを抱いていたかったし、啓吾と余計ないさかいを起こしたくもなかったからだ。

 本当の浮気をして何日かが過ぎた。奈莉は、この二週間のことを良かった、これからもこうして啓一と愛し合いたいと毎日思っていた。優しく身体を愛撫され快感に酔う、若い啓一の男を存分に全身で受け入れ感じる、そして通うごとにときめきを感じる、こんなことは久しくなかった。かれこれ十年ほどないことだったではないか。
 これから二週間ごとに行こうとすると、それなりにお金もかかる、そしてできれば毎週行きたい。とすれば働きに出るということは何にしても良いことだ。奈莉はかつての職場の知人に連絡を取ってみた。意外に人出不足ということでちょうど店頭販売にアルバイトの求人を出していたとのことだった。すぐにその週から週三回のパートに出ることに決めた。啓吾には後で知らせておけばよいだろう、もともと家庭のことさえやっていれば何も言わない人だ。

 働き始めたことでもあり、また次の週の水曜日に啓一の予約をとった。十日後にまた啓一と愛し合えると思うと奈莉はワクワクして毎日が楽しかった。パートも以前働いていたアパレルの会社の外販ショップでの仕事で以前よりパソコンやスマホを使うことが多かったがすぐに慣れ、愉しく働けてきていた。
 そして次の水曜日の朝がやってきた。奈莉は早く起きていろいろな支度をし、啓吾を仕事に送り出し、子どもたちを学校へ送り出した。その後いそいそとお化粧、身支度をし出したときである、奈莉の携帯にエステのマダムから電話が鳴った。
「奈莉ちゃん、ごめんねえ、今日ボディエステ予約してくれてたんだけど、甥の啓一が止めることになったの。だからほんとに急で申し訳ないんだけど、今日はひとまずなしにさせてもらえる?ごめんねえ、ほんとに。ほんとにごめん!」
「はい、そういう事情なら已むを得ませんね。わかりました」
「あのお、それで少し聞きにくいことなんだけど、先々週来てもらった時、なんか変なことなかった?あ!、いやその奈莉ちゃんになにか迷惑をかけたことなんかなかったかなあ、と思って、、、、実はここだけの話なんだけど奈莉ちゃんだからお伝えしとくんだけど、実は啓一が昨日のお客さんの触ってはいけないところに触ったってクレームを言って来られちゃって今すっごく困ってるの、、、、ホントのこと言ってね、啓一何か奈莉ちゃんに変なことした?正直に言ってもらっていいのよ」
「いえ、そんなことなかったですよ、とっても良かったです」
「あっそう、よかったあ、そう言ってもらえて嬉しいわ、ほんとにありがとう。でも今日のことはホントにすみません、いつか必ず特別にサービスさせてもらいますから、ほんとにごめんなさい」


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