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忘れさせてあげる
【ロリ 官能小説】

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side 句美子 12-1

自宅に帰宅した句美子とちひろは
時間を確認し

「夕ご飯の支度はまだ早いわね」
「まだ4時だもんね
 あ そうだ 明後日 面白そうなパスタあったけど」
「また 動画でなにかみつけたの?」

句美子の言葉にちひろは
興味新新に聞き返してくる

「パスタを焼いてるものあったの」

句美子は携帯で動画を再生して
母親にみせる

「暗殺者のパスタ?」
「トマトソースの色が血の色に近いから
 そう呼んでるらしい
 ただ、唐辛子は…ゆかちゃんや真治くんいるし
 あまり使いたくないから
 使わないことにして
 しおりちゃんの包丁の練習に
 ソーセージとかピーマンもくわえたらどうかな?」
「句美子 あなたって…そう言う機転の利くこと
 考えるようになってるよね」
「え? そう? 学校の成績は変わらないよ?」
「勉強は別に良いわよ
 料理が好きで得意になってきてるなら
 それを生かしてくれば
 お母さんは何も言わないから」
「あ ありがとう
 勉強、勉強という親じゃなくてわたしとしてもありがたいかなぁ」
「もう…でもほんと料理出来るのは
 将来の強みにして欲しいかな わたしは」
「うん そう言う道に進みたいかな 将来
 それで、材料はお願い出来る?」
「わかったわ 基本的な材料はこの動画から
 メモするね」

母親がそう言うと
句美子は材料表示のところで一時停止をして
携帯をそこにおく
それをちひろはメモにとっていく

「それにしても しおりちゃんもすごい子だよね」
「1週間でいろいろこなせるようになってるね」

ちひろの言葉に句美子もそう言う

「子どもってすごいなって改めて思うわ
 句美子もそうだけど
 みんな自分の意思で料理はじめてるからなのかな
 上達が早いわ」
「おさむくんに食べさせたい 体重増やして欲しい
 わたしはそれがきっかけだけど
 ゆいちゃんもさゆりちゃんもしおりちゃんも
 みんな おさむくんに食べさせたいという理由だもんね」
「おさむさんか…句美子達にとっては
 いい出逢いになったんだね」
「うん」

(お母さんには言えないけど
 もうわたし処女あげちゃってるし…)

「おさむさんの味の好みってどういうものが好きなの?」
「うん? お母さん どうして?」
「かなり甘いもの好きみたいだけど
 痩せてるし…」
「それだけカロリー消費してるんじゃないのかなぁ
 よけいな緊張 いつもしているわけだし」
「そうなのね まったく知らなくて…」
「うん 知らないのは仕方ないんじゃないかな
 普通に生きてると関わり合うことも
 あるのかないのかわからないもん」
「そうだよね 句美子は関わっちゃってるから慣れたと言うこと?」
「うん そうだね もう慣れたかなぁ
 で、好きな食べものだけど
 インスタントラーメンとかパン類は好きだね
 ハンバーグやコロッケも好きみたいだし
 あとはあんこ餅とかずんだ餅とか
 ケーキならスフレチーズケーキが特にすきみたいだし
 それからそれから…」
「句美子 ストップ ストップ」

句美子がどんどんあげていくのを聞いてて
たまらずストップをかけてしまうちひろ

「え あ…」
「次から次と言えるって句美子も
 おさむくんのこと理解してるんだよね」
「うん まぁ それに
 足で書いてるときは言葉少ないときあるけど
 それでもわかることもあるし」
「それもすごいよね どうしてわかるの?」
「なんとなくかなぁ 何言いたいか
 わかっちゃうから」
「そう言うのも慣れ…なんだよね」
「おさむくんって 主語も述語も書かないことあるから」
「え? それ 頭悪いの?
 うーん パソコンで書いてるときは
 まともな文章だったような?」
「空書だと長文書くと
 読み取ってる側も混乱するし
 なかなか伝わらないこともあるみたい」
「あぁ、長々と書いても相手がわからないなら確かに」
「書くのがめんどくさいというのが
 1番の理由だとは思うけど
 わかってくれる相手なら単語だけというのも」
「そっかぁ 句美子はもうある程度わかるってことなのね」
「うん さて、5時まで宿題してるね」
「夕ご飯の支度はわたしだけでできるから
 宿題片付けておいで」
「ありがと」

句美子は自室に戻ると
机に向かい宿題をするのだった


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