愛でられて-5
彼女の膣内をほぐしている間も未知の期待感と彼女の愛らしさから僕の勃起は保たれたままだった。
間違いのないように僕は慎重に彼女の膣口へと自分の勃起を押し当てる。
彼女の表情を見逃さないように注意深く見ながら、ついにその時は訪れた。
熱く湿った彼女の膣口へ、僕の鈴口がめり込んていく。
「ん、あっ!」
彼女もそれを感じて吐息が漏れる。
処女膜であろう引っかかりを感じたところで一度動きを止める。
「はなちゃん。ここから一気に行くね。そのほうが痛くないらしいから。」
ネットの情報なので正しいのか定かではないが、一気に突いて動きを止めたほうがゆっくりとめり込ませるより痛くないらしい。
どちらにしても処女の狭い膣口へ異物が入るのだから、痛いのに違いはない気もするが、少しでも緩和できる方法を選択したかった。
「全部先輩に任せます。」
そう言って彼女は目を閉じた。
そうして深呼吸を初めた。
力が入って痛みを感じないよう腹式呼吸をしているようだった。
「じゃあ、いくよ。」
そう言い放ち、僕は腰を一気に前へ突き出した。
「ん"あ"っっ!」
破瓜の痛みが彼女を襲う。
彼女の喉元が伸び、顎が上を向く。
痛みで膣内がざわめくように複雑に動いているのがわかる。
まるで掌で強く握り締められるような感覚が僕の勃起に伝わる。
その締りに僕の勃起が反応してヒクヒク動いてしまう。
「はなちゃん。入ったよ。根元まで。」
出来るだけ体重をかけないように彼女に覆い被さり、彼女の両頬を包むように慈しむ。
彼女は火照ったような笑顔で少し涙目になりながら「うん。わかるよ。お腹の中、先輩でいっぱいだもん。」と応えた。
続けて「先輩の、凄くヒクヒクしてる。」と、悪戯っぽく笑った。
僕の首に両手を回し、「凄いね。コレがセックスなんだね。スゴい幸せな感じ。」
彼女はそういって唇をせがんで来た。
彼女に体重をかけないようにしてそれに応える。
それだけでも感じるのか、彼女の中は複雑に蠢いている。
特に奥の部分が時折ギュッギュッと締まるので、それに反応して僕の勃起もヒクついてしまう。
「あ〜ん···先輩の、ヒクヒクして感じちゃう。」
思いもよらなかった言葉だった。
「痛くないの?」
思わず聞いてしまった。
「うん。先輩のが入ってきた時、ビックリしたけど、思ったほど痛くなかったです。奥に当ってビックリしたほうが大きかったかな?」
そうなんだ···と胸を撫で下ろした気分だった。
想像としては、泣き叫ぶほど痛いのかな?と思っていたからだ。
「先輩、ホント優しいね。ジッとしてると辛くないですか? 私、大丈夫ですから、動いて下さいね。じゃないと先輩気持ち良くならないでしょ?」
ついさっき破瓜したばかりだ。
さすがに動けば痛いに決まってる。
こんな時でも相手を思い遣ることができるなんて、なんて素晴らしい性格をしてるんだろうと感激してしまった。
「じゃあ、少しずつ動いてみるね。痛かったら言ってね。すぐ止めるから。」
彼女は少し笑みを浮かべながら小さく頷いた。
彼女の脇から肩にかけて腕を潜り込ませ、出来るだけ体重をかけない姿勢のまま、長めにゆっくりとストロークさせてゆく。
亀頭のカリの部分が奥の緻密な部分の引っかかりを感じながら引き抜かれていく。
そして中央部分はあまり引っかかりのない滑らかな内部であることを感じる。
もう少し後退させていくと、出入り口付近のヒダのようなものがまとわりつく感触を得ていた。
抜けきらないよう注意をはらって再び勃起を押し込んでいく。
相変わらず纏わりつくように先端を握りしめてくる彼女の内部。
少し引っかかるような違和感は、破瓜によるものなのだろうか?
その部分に差しかかると彼女の顔が一瞬歪む。
やっぱり痛いんだ。
なのに一生懸命我慢してくれてる。
堪らなく愛おしい。
三度最深部へ到達した時、彼女の額やほっぺに軽くキスをする。
それを感じて彼女が「チューして」とせがんで来た。
思わず「愛してるよ。」と口ずさみ、深いキスを交わす。
用意して出た言葉ではなかった。
その間にもゆっくりとストロークさせ、馴染むようにと細心の注意を払って彼女の中を探っていた。
ふと気になったので僕は身体を起こし、彼女との結合部を眺めてみた。
ゆっくりとしたストロークなので愛液はさほど白濁していなかったが、確かにそこには血が混じっている。
いや、シーツ、真っ赤だな。
まあ、いいか、記念だしな。
勝手にニヤけていたら、「先輩。そんなんで気持ち良くならないでしょ。もっと動いてね。」と、ここまできても気遣ってくれる。
なんていい子なんだろう。