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托卵妻奈莉
【若奥さん 官能小説】

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エステ美容-2

 最初は足先からマッサージが始まった。オイルを使って手や指で指圧のように足裏をマッサージされた。少し痛いような感覚が続いていたが、次第に身体の中から暖まるような間隔が顕われ心地良さに浸るようになっていった。足の裏にはツボがたくさんあるためだろう、本当にポカポカしてくるような感じになり、眠けさえ催してくる。足の裏からふくらはぎへと移っていくにしたがって心地良さに寝入っていった。
 ふと啓一を見ると、足先のマッサージを終えて手洗いを入念にしていた。
「次はフェイスマッサージです」
とこちらを向いて笑顔で言った。
 その笑顔が心地良さも手伝って奈莉にはとても爽やかに見えた。
 啓一は、手に新しいアロマオイルをとって奈莉のうなじから頬にかけてマッサージを始めた。男の手で触られる心地は奈莉には何年ぶりになるのだろう。オイルの香しさと一緒に奈莉に女を運んでくるようだった。
 オイルを使い、啓一の指先の腹で額から目元、鼻筋へとマッサージされていく。
「ほんとに奈莉さんはお綺麗ですね。お肌なんか二十代の前半ですよ。
でもわたしのマッサージでさらにお綺麗にして差し上げますから」
 奈莉は自分の名前を呼ばれたことが嬉しかった。この男は私を奈莉と認めてくれてサーボスしてくれている。
 啓一の指の腹が頬から鼻下、唇を丁寧にマッサージしていく。奈莉は自分をきれいにしてくれているその指が愛撫してくれているような気持ちがして何度もしゃぶりたい気持ちを催していた。何度も顔を往復する啓一の指、その指を奈莉の肌が弾力をもって優しく弾き返していく、セックスにも似たその往復を奈莉は存分に楽しんでいた。
 気持ち良さにウトウトとしていた奈莉は、啓一の指のその往復をあそこへのピストンを想像しながら感じていた。いつまでもこの時間が続けばいい、と思っていた。そういう気分が無意識を誘ったのだろう、口元へ来た啓一の指を奈莉は瞬間的に咥えてしまい、舌で舐めていた。
「!、?、?」
 啓一はハッとして
「失礼しました、すみません」
と言い、素早く指を離した。
 その言葉に奈莉は正気に返った。
「あ!、、、私こそごめんなさい、、、、、、、、、
大丈夫です、続けてください、、、」
と奈莉が言うと、
「わかりました、すみませんでした。続けます」
と啓一が言った。


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